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200203 今日の久慈は雨!半崎~野田層群

2020.02.03 13:06

 2月3日節分の日の北三陸久慈市~午後から?夕方5時過ぎまで雨でした。


 1月も雪が降らずに雨ばかり、もちろんR45号幹線沿い・沿岸ですが、数㌖内陸に入れば積雪があります。

 それでも、1月中は最高気温が10℃を越えるなんて例年ありえないことです。


 北半球のジェット気流の流れが日本列島からわずかに逸れている?北に寄っている?温暖化?火山活動が活発だから?いろいろな視点があるようです。


 各地のスキー場や「雪まつり」でも積もらない雪に困っているようです。


 中国大陸・湖北から拡散しているコロナウィルス、湖南の鳥インフルエンザ、アメリカで大流行のインフルエンザ、ドイツでも約188種のインフルエンザ、アフリカのエボラ熱、沖縄の豚コレラなどなど、地球上を人々が短時間で絶え間なく移動し物流も頻繁になることでPanndemic=感染爆発が危惧される今日この頃です。


 地震・津波・火山噴火・台風災害・洪水・土砂崩れなどと同様に、万が一を考えた日頃の備えが大事かもしれません!

 夕方、久慈市地下水族科学館「もぐらんぴあさん」の近くまで気分転換に行ってきました。

 あいにくの雨模様の曇り空、半崎の野田層群の崖一帯は、常に少しづつ崩れていますので長年の間には、土砂や礫が溜まってしまいます。

 なお且つ耐火度の高い「久慈粘土」を採掘し全国の窯業地や金属製錬企業などに移出していた地元企業がありましたので、その跡地から流れ出る泥も相当量になります。

 半崎の「野田層群」地層名の由来は、久慈市の南隣九戸郡野田村・野田漁港に突き出た「大唐の倉」辺りから久慈市久喜地区にかけての港層・久喜層で構成される「野田層群」が由来です。


 従来この地層は約3000万年前頃形成~とされていましたが、1995年以降東京学芸大学附属国際中等教育学校・堀内順治博士らの研究=火山灰分析により、堆積年代が約6,340万年前という結果(フィッショントラック方分析)が明らかになっています。(1995堀内、2009堀内&植村、2017堀内&植村)


 この結果、野田層群港層は古第三紀暁新世~中期始新世(約6550万年~4130万年前)頃、久喜層は後期始新世(約4130万年~3390万年前)以降と推定される。もちろん、或いは約1000万年ほどの地殻変動による欠落も考えられるとされています。


 このことによって、北部北上沿岸・古第三紀の火山活動の相互の整合性を再検討しながら、新たなストーリーを形づくる必要があるかもしれません。学究の諸先生がたにアドバイスをお願いしたいところです。

 久慈市地下水族科学館「もぐらんぴあ」周辺や麦生岬の手前までは、琥珀や恐竜化石など古脊椎動物化石発見で有名な久慈層群という白亜紀後期の堆積層が分布しています。

 近くの斜面を見上げたら、砂岩・礫岩・泥岩などちらりと見えていました。

久慈湾北の~牛島、左手前は「北日本造船」建屋と大クレーン

 夕暮れの5時を回ったところで沖には晴れ間があるも、帰路の久慈湾前浜=大須賀から久慈市街地上空は南西からのダークな雲海が拡がり始めた。


 気温が高いので雪とはならないでしょうが、そろそろ大寒波が来襲とか~全国のジオパーク関係者の皆さま、大寒波とインフルへのご健闘を祈ります!


 明日の立春を前に最終?「寒中」お見舞い申し上げます!