水曜日の絞殺魔

2020.02.03 15:00

1989年に佐賀県で発覚した世にも恐ろしい未解決事件。

一般的に「佐賀女性7人連続殺人事件」「北方事件」とも呼ばれている。

1989年1月、佐賀県杵島郡北方町(現在の武雄市)の大峠にて崖下に遺体を発見したという通報が入る。

警察の捜査の結果、もう2人の遺体も出てきたので計3人の女性、しかも1987年から失踪を遂げていたという妙な共通点があった。


しかしこの事件の前にも似たような事件が発生していた。


4つの事件

1980年6月、杵島郡白石町の小学校のトイレの中から業者が全裸女体を発見する。また、別のトイレから1975年に失踪していた女性の死体を発見。

1981年10月、女性が失踪。2週間後に絞殺死体で見つかる。

1982年2月、小学生の女の子が帰宅途中に襲われ、みかん畑の中で死体で見つかる。彼女には乱暴された跡があった。


“お前の知った人間だ”

この事件の犯人と思われる男は被害者家族に接触を試みていた。

崖下から遺体が見つかる1週間前、失踪していた被害者の旦那さんに謎の電話がかかってきた。

「奥さん、見つかったそうですね」

これに対し旦那は「どちら様ですか?」と返答。

すると、「お前の知った人間だ」という答えが帰ってきたという。


水曜日に快楽殺人か

この7人の被害者のうち、6人は水曜日に殺害されている。

容疑者と思われる男性も無罪が確定した今もなお、事件は迷宮入りである。