「天照皇大御神」碑。
2016.08.17 14:00
(あしあと その378・南区の121・藤野の14)
藤が丘高台公園の高台の頂上には、木製の古びた鳥居が建てられています。これは藤野神社の第二鳥居になります。第一鳥居は、国道230号から小道に入って参道の入り口にあたるところに建てられています。この第二鳥居の奥が高台の頂上に当たり、そこに神社の御神体である石碑が鎮座しています。
この石碑が、「天照皇大御神(あまてらすすめおおみかみ)」碑です。札幌軟石で造られた2段構えの台座の上に自然石の碑が置かれており、そこには太い注連縄が掛けられています。碑面には大きく「天照皇大御神」と刻まれています。
台座の背面には、「明治四拾三年九月十五日」と建立日が刻まれており、その横に並んで、「寄附 竿石伊東枱治郎 臺石 石田又一郎」と刻まれています。そのほかに、台座の両側面と背面に合わせて13人の氏名が並んでいます。
この藤野神社は、社殿が設けられておらず、この石碑が御神体として祀られています。この碑に向かって右側に、先に紹介した「佐藤義男翁」碑が並んで置かれています。