「針塚」。
2015.02.26 03:53
(あしあと その160・中央区の87・豊水の7)
すすきののはずれにある成田山新栄寺の札幌別院。その境内の一角に古くからの石碑が建ち並んでいます。その中でも比較的新しい碑が「針塚」です。白御影石でできた台座の上に自然石の石碑が置かれ、その碑面には大きく「針塚」と刻まれています。台座の側面にはめ込まれた黒御影石の石板には、「発起人」や「世話役」の氏名が刻まれています。
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石碑の背面には「高木正明」という氏名が刻まれています。高木氏は、参議院議員を務めた北海道選出の政治家です。
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台座の背面には、「昭和六十三年七月三十日」という日付と、施工した企業名が刻まれた黒御影石の石板がはめ込まれています。
この碑は、札幌和服裁縫組合が、昭和62年の創立70周年を記念してその前年に建立したものです。