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2020.02.04 08:09

花粉症は「水滞」

 

春と言えば梅や桜などきれいな花が目を楽しませる季節ですが、花粉症の方にとっては花見どころではないかもしれません。

 

花粉症のアレルギー症状の本質を御存知でしょうか。本来は人体に何ら害をもたらさない花粉が体内に吸い込まれたときに、身体の免疫系がわざと大げさに騒ぎ立て炎症を起こします。そうすることで余分なものを体外に排出し、体内を浄化しようとする・・・それが、花粉症という正体です。

 

それでは、花粉症は身体に何が溜まっているのでしょうか。幾つもの症状の中で、特に体外へ排出しているものは鼻水です。いつまでも止まらぬくらい鼻水が出続ける症状は、体内に余分な水分が溜まり、その水分によって身体が冷えている状態を示すのです。

 

寒い冬は汗を殆どかきません。体内に溜まった水分の排出は、尿をつくる 腎臓 に頼りきることになります。そのため、冬は「腎」が忙しすぎで疲れるので注意と言われて来ました。この数十年間で日本人の生活は大幅に変わりました。どこに出かけても飲料の自動販売機ばかり、真冬でも冷たいビールやジュースをあたりまえのように飲みます。本来は温かい飲み物を少し補えば充分な冬に 、 体内を冷たい飲料で冷やすことは、自然の摂理に反する行為です。その結果、昔以上に「腎」が冷えとオーバーワークでくたびれてしまい、水分代謝の悪い状態で春を迎えるのです。

 

暖かい春を迎えても「腎」が元気を回復できず、鼻水をたくさん出すよう身体が指示を出しているのが花粉症だと考えると、無理に鼻水を止めない方が良いかもしれません。抗ヒスタミン剤などのクスリで症状を抑え続けた結果、季節性の鼻炎が慢性化してしまう例もあるので気をつける必要があります。

 

花粉症による鼻水の大半は、透明でサラサラです。この場合は「寒証」=「冷え」の状態にあると判断されます。特におなか~下半身を暖めることが肝要です。東洋医学の五行説では、黒い食品は「腎」を元気にし、身体の水はけを良くするとされとされます。小豆や黒豆、黒胡麻などの種子、昆布やひじきなどの海藻類はカルシウムや亜鉛など「腎」を助けるミネラルに富んだ食品です。

 

東洋医学五行説では「鼻」は「肺」の一部であり、「大腸」に繋がると説きますので、便秘のある方はお通じを改善し、腸に溜まった「水」を追い出すことも大切です。人参、ごぼう、れんこんなどの根菜を頻繁に摂ると良いでしょう。

 

一方、花粉症によっては、黄色くてネバネバの鼻水が出るケースもあります。その場合、鼻水が体内で煮詰まった「熱症」=「熱」の状態だと考えます。ただし日本人は80%以上が冷え性と言われますので単純に身体を冷やそうとはしない方が良いです。こちらのタイプは食べ過ぎ、飲みすぎにより老廃物がヘドロのように腸に詰まっていることように腸に詰まっていることが多く、大便が粘っこくトイレットペーパーをたくさん使用します。粘りの原因は「油汚れ」ですので、油を分解する「酸味」のある梅干や柑橘類、酢の物を適度に摂りましょう。油を分解しつつ身体を暖める食品は発酵調味料の味噌です。原料の大豆に含まれるサポニンという成分が体内のお掃除役を務めます。

 

「根」の王様である高麗人蔘を幾度も「蒸して」「干して」真っ黒になるまで熟成させた黒人蔘 は「冷え」「水滞」のある方にはたいへんお薦めです。

黒蔘に豊富に含まれるジンセノサイドは基礎代謝を高め、体温上昇に役立ちます。その上興奮・鎮静のバランスに優れており、のぼせることなく「腎」を暖めます。さらに脂肪や糖の代謝に働く成分も豊富に含んでいます。

 

身体を暖め身体を暖め、花粉の怖くない生活を目指しましょう。花粉の怖くない生活を目指しましょう。


わかりやすく 知識をもつ事が一番大事です❤️