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「楽聖梁田貞先生」像と副碑。

2017.07.29 14:45

(あしあと その545・中央区の190・すすきのの4)

資生館小学校の敷地のグラウンド側の国道36号に面した角に、ブロンズ製の胸像が置かれています。これは、「楽聖梁田貞先生」像です。胸像が置かれた台座の正面には、「楽聖梁田貞先生」と記されたブロンズ板がはめ込まれています。

台座の右側面にはめ込まれたブロンズ板には、

「不世出の天才作曲家、梁田貞先生。その高潔なる人格より流れ出た、清らかにして美しい旋律は「城ヶ島の雨」、「昼の夢」、「とんび」、「羽衣」、「どんぐりころころ」、「沖の小島」など生田珠玉の名曲となって、明治、大正、昭和三大の音楽教育界に豊かな情趣を漂わせたことでした。

人びとの魂をゆさぶり、魂にしみこんでゆく、これらの歌は永遠に愛唱さるべき不滅の宝であります。子供の心を深くつかんでの童謡、音楽を通しての芸術教育、将に音楽による厳しい人格教育、実に偉大なるマコトの音楽家でありました。

この度、ただに門下生のみならず、先生に縁故ある者相寄り相集い、梁田先生誕生のこれの地に音楽費を建立し、もってその遺徳を末永く讃えるものであります。

昭和四十三年五月九日 小原 國芳」

と記されています。

さらに台座の背面には、「梁田貞先生年譜」と題されたブロンズ板がはめ込まれています。

胸像の横には黒御影石でできた副碑が置かれており、そこには氏の代表曲の一つである「どんぐりころころ」の譜面が刻まれています。