「定山渓国道」碑。
2019.06.27 12:00
(あしあと その786・南区の165・定山渓の21)
国道230号を中山峠に向かってひたすら登っていき、長い定山渓トンネルを抜けてからなお2キロメートルほど登った右カーブの先に、眺望が開けた駐車帯が設けられています。その片隅にある小山の裾に、自然石でできた石碑が置かれています。
これは「定山渓国道」碑です。碑面には大きく「定山渓国道」と刻まれており、その下に「北海道開発局長 町田利武」と添えられています。
碑の背面には、「新道開通記念」として「工事施工者名」が刻まれており、その数は30社にも及びます。末尾には「昭和四十四年十月建立」と刻まれています。
昭和44年に、定山渓から中山峠までの間の改良工事が行われ、無意根大橋や定山渓トンネルが整備されて通年通行が可能になり、札幌と道南を結ぶ大動脈としての機能が完成しました。