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富豪に成れる成れないは、考え方。それは逆も然り

2016.05.04 01:30

【コラム】 較差社会が様々なメディアで叫ばれている。確かにビジネス環境はグローバル化、デジタル化し大きく仕事の仕方が変わった。政治の方は、やはり自民党体制で至極、変わったと言い難い。ではナゼに較差が拡がっているのか。


それは考え方(思考)によるモノではないだろうか。

経済金融メディア「ZUU online」が平成二十八年五月一日に記事「最終回 あなたと大富豪の考え方はどこがどう違うのか? クイズで検証【連載第4回】」を配信した。こちらは、GW特別企画『お金の哲学』として、それぞれの事象に対し、一般人・小金持ち・大富豪の答え方が異なる点をクイズ形式で指し示している。




「ZUU」自体は、野村證券で個人資産十億円以上の顧客を対象に、資産コンサルを行っていた冨田和成が代取だ。今回の企画も冨田の新著「大富豪が実践しているお金の哲学/クロスメディア・パブリッシング」を基に構成されている。詰まり、信頼性は国内でもかなり高い記事だ。


冨田本人については、記事「南極の氷が溶けるほど熱い世界を!金融とITで目指す1人1人が夢を持てる未来。/ドットライフ(画像引用)」が詳しい。こちらのサイトは、“生まれた年”で探す、という機能が上部に置かれている。同年、同世代のビジネスマン(主に代取)を“人生”の切り口でインタビュしている。女性も多い。





話しを戻す。例えば以下のクイズがある。


◎クイズ2 大富豪とはどんなイメージといわれたら……
一般人 「ずる賢い人」
小金持ち 「優秀な人」
大富豪 「まっとうな人」
◎クイズ3 企業の将来性をどう読む?と言われたら……
一般人 「テクニカル指標で読む」
小金持ち 「財務諸表で読む」
大富豪 「経営者で読む」


この様に、富豪の考え方を知るコトができる。連載は四回。一記事につき三問なので、全十二問。大した労力ではないので、簡単に違いが分かる。




引用前段は、根本的なお金の性質を分かっているか、否か。お金はヒトが持っている。多くのヒトが大きなお金を当人に渡せば、お金は集まってくる。商売だ。政治も同じで、お金や票が集まる。共通点はヒトがお金を渡し、当人が何がしかを提供している点にある。多くの人が求めるモノ、または少ないヒトだが大きなお金を渡したくなるモノを提供しているか、否か。

自分の利益だけを追求する者、他人の利益も追求するが自分の利益幅が大き過ぎる者は、富豪とはなれない。一般人は、基本的に他人への利益に無関心ではないだろうか。だから、所得が低くなる。誰も喜ばせる事をしていない。よって、富豪は「まっとうな人」となる。



引用後段は、経営の本質だ。企業はヒトで動く。その企業のヒトらで、商品・サービスを創り出す。経営者の考え方で、その企業のヒトらの行動は変わる。不正をほのめかせば、ヒトらはその様に動く。スパルタな指導であれば、品質などにうるさいヒトらになる。そのヒトらの動きの結果が、経営指標(売上高など)になる。よって、富豪は企業の将来性を「経営者で読む」。





冒頭の較差社会に戻る

都心では、ぶつかっても謝らない、譲らない、無関心、などがはびこる。これは心が狭く、考え方が自己中心的だ。経営者であるなら、悪いことしても謝らない、合わせる気がない、従業員に無関心、といったトコだろうか。五年を待たずにその企業を消えるだろう。

都市部の保育所・幼稚園などの問題では、国に訴えるよりも対象の自治体(地方公共団体)に訴える方が効果的だ。都市部以外では、待機児童の問題よりも施設が余っているからだ。国は、国全体を考える。東京や杉並区などのポイントは、その自治体や議会、周辺組織へ訴えて、行動すべきであろう。



そう、学んで行動をしていない。

富豪は、学んで行動し、結果的に自身で行ってしまう。作業を他人任せにしても、重要な物事を他人任せにしない。まして、人生を左右する所得や政治を他人任せにしない




考え方。

他人を思えば、周りまわって、自身の所得に繋がる。

基本的な考え方が、自身のタメなのか、他人のタメなのか。その他人の数(直接・間接を含む)の多さで所得と資産が変わる。合理的に自身のタメに生きる者は、所得が低くなり易い。合理的に他人のタメに生きる者は、所得が高くなり易い。




較差社会を是正する方法は、政治だけでは無理だ。

日本人が他人のタメを今一度、取り戻した時に是正が可能であろう。その際には、沢山、裏切られるコトも前提に置いておかねば、精神にダメージをきたす。富豪は騙されはしないが、一般人よりも沢山、裏切られてきているだろう。それでも彼らはヒトを信じ続けたから、その地位にいる。



儲けという字は、信じる者と書く。

きっとこれは、ヒトを信じ続ける者なのであろう。