200121 岩泉町三陸ジオパーク研修会➁~郡山鈴夏山陰海岸ユネスコ世界ジオパーク・専門員講演
山陰海岸ユネスコ世界ジオパーク ジオパーク専門員・郡山鈴夏氏 講演の続きです。
*山陰海岸ユネスコ世界ジオパーク「まるごと体感MAP」より
(制作/山陰海岸ジオパーク推進協議会、兵庫県立大学大学院 地域資源マネジメント研究科)
*講演レジュメより
鳥取・兵庫・京都3府県ジオパークエリアのガイド団体~関係ガイド団体30を超える現状)
ガイドは全体で約130人、各地域ごとに観光協会などがガイド養成講座を実施しています。
そしてジオパークガイドで構成する専門部会「ガイド部会」が設置され、エリアごとのガイドを代表する「ガイド幹事会」も決めています。
詳細は分かりませんが、山陰海岸のガイドさんは第1種資格、第2種資格に分かれており、更にガイドのコーディネーターが15名いて、エリアガイドの調整、ジオツァー内容の調整などに当たっているようです。
この中には、三陸にもいらしている新温泉町の福原さんや、ジオパーク業界?で活躍!香美町の今井さん、歴史ある湯村温泉「朝野家」社長で湯村温泉観光協会長 朝野さん(自社社員の半数以上がジオガイド~第1種ガイド29名、第2種1名)、玄武洞クラブ、いわみガイドクラブ等々鳥取・兵庫・京丹後各地に個性的なガイドさんがおり、日頃のガイド活動を通じてジオパーク推進に寄与しています。
2月1日公開の 山陰海岸ユネスコ世界ジオパーク「基本計画&行動計画」HP.より
今後の基本計画(2019~2031)と行動計画(2019~2022)がコンパクトにまとめられています。
ジオパーク活動推進行動のため再編した6つの分野を示し、相互に補完する認識~
1、保護・保全 2、教育・調査研究 3、産業振興・ツーリズム 4、情報収集・発信
5、住民参画 6、ネットワーク活動・運営体制
~今期は「3、産業振興・ツーリズム」についての取組みを強化分野としています。
各々の分野について、成果(現状)~課題~課題解決についての考え方~課題ごとの行動計画(実施主体の目安)を明示する構成です。
山陰海岸ユネスコ世界ジオパークでは、「推進協議会」の元でゼネラル・マネージャーがジオパーク経営・戦略立案、地域間~活動主体間連携促進の役割を担うとされています。
同時に運営全般に関して「運営委員会」が設置され、各地域の運営状況やジオパーク事業全般の推進を協議・検討する仕組みです。
継続的・効果的に事業を実施するための専門部会は6部会設置され、それぞれに活動が推進されます。
1、学術部会 2、教育部会 3、ツーリズム部会 4、保護保全部会
5、地域産業部会 6、ガイド部会
事務局は約10人体制で「ジオパーク推進協議会」業務推進の任に当たります。
「行動計画を一緒につくろう!」構成自治体ごとに会場設定されていて(事前申し込み不要)~開催後もメール等で意見を受け付けています。
右上の📝~いいですねぇ🖐️
「ジオパークでなくなる。ジオパークを必要としない地域になること⇒ジオパークの目標」
~ジオパーク=大地の成立ちや、育まれた動植物や生き物・歴史文化・持続可能な社会・地球~これらが当たり前のこととして受け入れられ「ジオパーク」と言わなくてもよいほど理解が進む社会なんでしょうか⁉
2017年の日本ジオパーク再認定審査でイェローカード(2年間の条件付き認定)を受けたところから、ジオパーク活動の見直しを始めたと言います。
ジオパーク活動の基本は「ボトムアップ」~住民参画の仕組みや各種団体間・地域間連携の仕組みを意識的に進めています。
2019年度の活動など見ても「ジオパークステップアップ会議」を3会場で開催、「SDGsゲーム」、「ジオパーク行動計画についての意見交換会」、「山陰海岸ジオパーク一斉清掃」、「第1回山陰海岸ジオパーク大会」みんなの夢発表など、「日本ジオパーク全国大会報告会」、「児童作品研究コンテスト」、「中高生政策提案・実践コンテスト」、「地域資源を活用したガイドツーリズム」と「山陰海岸ジオパークの最新研究」シンポジウム等多くの人達をジオパークに参加させる活動に取り組んでいるようです。
12月には兵庫県立豊岡高校生や関係者が、国際姉妹提携先~ギリシャ Lesvos Island のジオパークに滞在して現地の高校生や研究者などと交流しています。
参加した高校生たちが、現地のジオパークを観て、ジオパーク関係者・研究者、レスボスの高校生たちと交流することで~山陰でも同じことを頑張っているとか、それぞれ地域の振興に励んでいるんだなあ~とか、レスボスの高校生・地域住民のジオパーク観とか~とても良い刺激的な経験を積んだのではないでしょうか?
進学先・専攻科目や職業、将来の目標など~この先の選択に当たっての考え方・幅が大きく拡がったのかもしれません。
豊岡高校生と兵庫県立大学 松原教授
(2017年審査で来三陸ジオパーク)
Η Λέσβος εκπαιδευτικός προορισμός για μαθητές από την Ιαπωνία
17 Δεκεμβρίου 2019
Δελτία τύπου
Μοναδικές βιωματικές εμπειρίες απέκτησαν οι μαθητές του σχολείου Toyooka από το Γεωπάρκο San’in Kaigan της Ιαπωνίας κατά τη διάρκεια της εκπαιδευτικής τους επίσκεψης στο Γεωπάρκο Λέσβου και το Απολιθωμένο Δάσος
ニコラスGGC委員長直々の解説です!
Οι μαθητές παρακολούθησαν ειδική διάλεξη από τον Καθ. Ν. Ζούρο σχετικά τα Παγκόσμια Γεωπάρκα UNESCO σε τεκτονικές περιοχές και τις δυνατότητες που μας δίνουν για μάθηση σχετικά με το σεισμικό κίνδυνο.
Ακολούθως, η κα. Ε. Παπαδοπούλου, υποψ. διδάκτορας του Πανεπιστημίου Αιγαίου τους παρουσίασε τη μεθοδολογία ψηφιακής χαρτογραφίας και τους έκανε επίδειξη drone για τη συλλογή δεδομένων. ( http://www.petrifiedforest.gr/ )
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もちろん、この他に地域団体や観光協会など主催の各地イベントも数多くあることでしょう。
そして大事なことは、常に各ジオパークエリアの地域住民・ガイド・ジオパーク関係者の意識・現状を把握し、課題を探り改善の手立てをまとめ、実践・行動し検証し、情報発信することでエリア内部でその共有、全体波及させる試みが繰り返されています。
3県をまたぐ「山陰海岸ユネスコジオパーク」や構成市町村数15の「伊豆半島世界ジオパーク」、山陰島根の隠岐世界ジオパーク、そして和歌山県東部で三重県境をエリアとする「南紀熊野日本ジオパーク」など、国内で参考にしたいジオパークが数多くあり、現地のジオガイドさんやジオパーク活動推進者から学べることが際限なくありますww~!現地に行ってみたいものです!
*岩泉町三陸ジオパーク推進協議会さん(佐々木保美会長)、岩泉町さん(ジオパーク担当:菊地修二さん)岩泉町観光ガイド協会(佐々木会長)さん、大変有意義な研修ありがとうございました。
関係者の皆さまご苦労様でした。