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筒井氏同族研究会

伊賀マリア(1576~1635年)

2020.02.05 13:56


フィリピン・マニラのサン・ミゲル修道院のレデスマ神父の記録(1635年のフィリピン年報)等によると、以下とのこと。

・洗礼名: ドニア・マリア・伊賀

・生年:天正4(1576)年

・父: 筒井順慶(天文18(1549)年~天正12(1584)年)と比定

・母: (結城 了吾氏の『キリシタンになった大名』では、斎藤道三の娘と比定されているが、今後確認要)

・入信:慶長元(1596)年。日本最初の修道会ベアタス会の創立に参与した5人の中の1人。創立者ジュリア内藤に導かれて受洗。

・布教:伊賀マリアに感化され、彼女の母、祖母、そして実家の大名家の後継ぎ(筒井順定と比定)がキリスト教に入信したとの記録(尚、従兄の筒井伊賀守定次は天正20(1592)年に長崎で洗礼を受けている)

・禁教令:慶長17(1612)年3月21日

・国外追放:慶長19(1614)年(長崎に流され、その後高山右近(ジュスト右近)らと共に同年11月に国外追放され、同年12月にマニラに到着)

・歿年:1635(寛永14)年8月15日(フィリピン・マニラのサン・ミゲル修道院にて)


<伊賀マリアの関連文献>

〇『キリシタンになった大名』 昭和61(1986)年初版発行、平成11(1999)年2月1日再版発行、結城 了吾(旧名ディエゴ・パチェコ・ロペス・デ・モルラ(Diego Pacheco López de Morla))、聖母文庫、P.368~371参照。

〇『キリシタン大名 布教・政策・信仰の実相』 平成29(2017)年、五野井 隆史、宮帯出版社、P.291参照。


<伊賀マリアの関連小説>

◇『忍者の國 伊賀の王女 伊賀真理亞傳』 平成30(2018)年、誠 司、Parade Book、自費出版の小説。