広島市 m-piano教室

ベートーヴェン7

2020.02.10 23:00

ピアノソナタ第1番op2ー1


1792年7月、ロンドンからウィーンに

戻る途中でボンに立ち寄ったハイドンに

その才能を認められて弟子入りを許され、

11月にはウィーンに移住し(12月に父死去)

まもなくピアノの即興演奏の名手

(ヴィルトゥオーゾ)として広く名声を博した。


しかしハイドンの施した指導はベートーヴェンの

期待に答えるものではなかった。


その後ハイドン門下を飛び出して

ヨハン・ゲオルク・アルブレヒツベルガーや

アントニオ・サリエリらに師事した

ベートーヴェンであったが、

1795年にハイドンがイギリスへの

演奏旅行から帰国すると同年に完成した

3曲のピアノソナタをかつての師に

献呈したのである。

この3曲が作品2としてまとめられ、

翌1796年にウィーンのアルタリアから

出版された。

(Wikipediaより引用)


この曲はフラット4つのヘ短調で

作曲されています。当時は珍しかったそうです。

ベートーヴェンの独創性、個性でしょうか。

さらにソナタは3楽章が一般的ですが、

4楽章で構成されているのも珍しいですね。🙂


1楽章の出だしのアルペジオが印象的です。🎶

短調ですが、冒頭が歯切れの良いアルペジオ

なので暗い感じはあまりしないように思います。


2楽章がとても優雅な感じがしますが、

何かうちに秘めた熱いが溢れそうな

思いを感じます。


3楽章のカノンや、ポリフォニーのような追いかけっこや、掛け合いの旋律が美しいです。


4楽章は3連符の伴奏から始まって、メロディは突然強くて、激しい和音から始まりがらりと雰囲気が変わりますね。思わず居住まい、姿勢正して

耳を傾けてしまいます。


もし興味あればお聴きくださいね😊


三人のピアニストを添付しました。

3番目のピアニストは弾いている手が見えるので、それもお楽しみいただけます。😊


長い指に、自由自在の大きな手、なんだかピアノと鍵盤自体が小さく見えます。

弾いているとき、ただ鍵盤を軽く触ってるだけのように見えるのに、美しい音が次から次へと紡ぎ出されていますよ🎶