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craftory

初めての作品と初対面。

2020.02.06 04:57

2019年12月になったばかりの週末。

陶芸体験をしてきた。

年は変わり、オリンピックイヤーの2020年1月。

とうとう私が初めて成形した器が完成した。

友人と台湾料理を食べに行く約束をしていたので、

その前に教室へお邪魔することにした。


教室に入ると、以前声をかけてくれた帽子とめがねが似合う男性がいた。

作品を取りに来たことを伝えると、たくさん並んであった紙袋から

私の作品を見つけ出してくれた。


がさごそ。がさごそ。


「こんな感じに焼きあがっていますよ~」


第一印象は、”感無量”だった。

手びねりで作ったから指で成形をしたとわかるようなでこぼこ感が残っていて。

深すぎず、浅すぎず、まさに揚げ出し豆腐が盛られていそうだった。

釉薬の色も私の好み。

家には満開の桜と夕焼けがまざったような色の器がない。


感動している間に、

私の作品第一号は丁寧に新聞紙にくるまれ

割れないようにそっと紙袋へ入れられて私の手元にやってきた。


「他にもろくろ体験もできますので是非~」と声をかけてもらい

教室をあとにした。


もう一度自分の作品をゆっくりと見たい衝動を抑えつつ、

約束していた台湾料理のお店へ。

約束していた人たちは誰もおらず。

そんな気がしたよ。時間にうるさくない人たち。そこが居心地いい。


とりあえず、店に入り料理をたのみ、ビールを飲む。

その間も器が気になってソワソワ。


最初に盛り付ける料理は何がいいかな?

晴れた日に器の記念写真を撮ろう。

カメラ買おうかな。


まるで孫が生まれたおばあちゃんの気分。

かわいくて、愛しくて、うわーーーーーってかんじ。


自分の器のことを考えていたら、気づけば全員集合。

みんなが集まり、それぞれが話したいこと、相談したいこと、

近況報告を済ませ、ビールも進み、おなかも満たされた頃。


我慢ができなくなった。


がさごそ。がさごそ。


私のいとおしい器をお披露目。

どう?いいでしょ?

この丸みがね。色合いも、サイズ感も。

ま、私は成形しかしていないんだけどね。

でも素敵でしょ?


人目もはばからず、声量も気にすることなく、

居酒屋で対面したばかりの器を自慢する。


ひとしきり自慢したあとは、

帽子とメガネが似合うお兄さんと同じように

割れないように新聞紙に丁寧にくるんで紙袋へ。


今は、早く食器棚へおさめたくてしかたなくなっていた。

いい感じに写真が撮れたらお披露目しましょ。