「旧豊平町役場跡」碑。
2014.06.27 13:15
(あしあと その106・豊平区の4・豊平の2)
国道36号をすすきのから千歳方向に向かい、豊平川を渡ってしばらく行った豊平4条5丁目に、札幌軟石造りのおしゃれな宮越屋珈琲の建物が見えてきます。この小路を挟んだ国道沿いに、大きな石碑が建っているのわかります。これが「旧豊平町役場跡」碑です。碑銘には「ここに豊平町役場ありき」と刻まれており、その横には「第七代市長板垣武四書」と添えられています。
碑の裏面には、
「平成三年十月 豊平地区とよひらふるさと再発見委員会 豊平地区町内会連合会」
と刻まれています。
碑のかたわらには、「旧豊平町役場跡略譜」と記された説明板が建てられており、それには「豊平外4ヵ村戸長役場時代」、「豊平村戸長役場時代」、「1~2級町村制時代」の3期に分けて旧役場の変遷を説明し、最下部に「旧豊平、月寒、平岸3村人口・戸数の状況」を一覧表にしてあります。
豊平地区の歴史は、明治35年に豊平村、月寒村、平岸村の3村を合併して豊平村とし、明治41年に町制が施行されて豊平町となりましたが、その2年後の明治43年には現在の豊平地区だけが札幌区に編入されるなど、紆余曲折を経て現在の札幌市を築いています。