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厚木いいはちみつ

ミツバチ 越冬編

2020.02.06 09:05

ミツバチ 越冬編

今年は暖冬ですね。

実はこの記事、飼育補助の永野さんより12月から預かっていたのですが、なかなか冬日が続かなくってアップできませんでした(-.-;)

今日を逃すとお蔵入りになりそうなので………

暖冬の影響は私たちにもかなり出ています(T ^ T)

毎年、養蜂場の無農薬大根で切り干し大根を作るのですが、今年は暖かすぎて仕込めず……

今季最大の寒気が来るとゆうので慌てて仕込みましたが、無事にできるかどうか……寒気が抜けて暖冬に戻ってしまうとカビが生えてきちゃうんです(T ^ T)

先日北海道で獲ってきた鹿肉も生ハム作り中ですが、気温が高すぎるので、屋外と冷蔵庫の中と燻煙機を行ったり来たり……(何年も前に作ったペール缶燻煙器を引っ張り出してきました)

冬は冬らしくちゃんと寒くなってもらわないと困りますね………(-.-;)

では永野さんの記事です。

寒いのが大嫌いな飼育補助の永野は、いつも子供であるふたりのチワワに暖めてもらってます!

ミツバチは冬の間どんな生活をしてるのでしょう。

ミツバチは冬眠をしません。越冬します。

冬眠と越冬の違いはなんでしょう?

冬眠は、冬季眠る…体温を下げ、呼吸と心拍数の回数を減らし睡眠することで、エネルギーの消費を抑えて冬を乗り越えます。代表的な生き物は…リスや熊やヤモリ、スズメバチの女王蜂などなど

同じ蜂でもスズメバチは、女王蜂のみ冬眠するんです。

越冬は、冬を越える…寒さに耐えて冬を乗り越える。

ミツバチは冬の約4か月間(北国では半年も)、巣箱の中で寒さに耐えているのです。

ではどの様に耐えるのでしょう。

気温が下がる(約12度以下と言われてます。)とミツバチは活動ができません。女王蜂は産卵が止まります。

働き蜂はその女王蜂を守る様に身体を寄せます。これを蜂球と呼びます。

今まで集めた蜂蜜を食糧にして、働き蜂は身体(筋肉)を動かし発熱することで巣内を約30 ℃に保つのです。春が訪れるまでの間ひたすら辛抱するだけ。

厚木いいはちみつでは、少しでもミツバチの負担を軽減させる為に、手を尽くします。

巣箱内の両端に断熱材を、巣箱の外側全体にも断熱材を施します。そうすれば、暖かい巣箱の熱が外に逃げない様に、そして急激な外気温の変化でも巣箱内の影響を緩やかになります。ミツバチはただただ低い気温よりも、急激な温度変化に敏感に反応し余計なエネルギーを使ってしますのです。(断熱はやらない方がいいとゆう養蜂家さんも多いですが)

エアコンと同じかなぁ〜?電源を切ったり入れたりするよりも 常時つけて一定に保つ方が省エネと言いますからね!

ですから刺激を与える内検なども基本的にしません。

ミツバチの寿命は、採蜜時期はたったの1か月弱ですが、越冬時期は5か月以上も生きれるんですよ!北国は半年以上も…

そして春の兆しが見え始めてた今頃、働き蜂に守られた女王蜂が産卵を始めたら、最後の力を振り絞って育児や採取をするんです。そして新たな働き蜂が育つまで、見届けて、最期を迎えるのです。

なんて健気なんでしょ!

厚木いいはちみつの養蜂場でも、12月上旬に全ての巣箱を冬仕様にしました。

基本的に暖かくなるまで、何もせず外から見守るだけです。

がんばれ私たちのミツバチたちよ(^O^)/