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キャブコンの加速ってどれくらい?比較してみた

2020.02.07 12:13

今回は我が家のワンパチ達の写真です(笑)

さて、以前にレジストロアウルの走行インプレを載せたのですが、今回はエンジンの性能とパワーウェイトレシオからどのクルマと同じくらいの加速なのか検証したいと思います。


まず、レジストロアウルに搭載されているアストラダイハツ製 3SZ-VEエンジン


スペックは

となっています。1500ccのガソリンエンジンですが、スペック的には特筆すべき点はありません

ただ、このエンジンで車両重量1680キロ 車両総重量2トンのクルマを走らせるのです。

 …もうすでに速いクルマではないとお気づきだと思います。


では、どのクルマと同じくらいの加速性能でしょうか?パワーウェイトレシオを用いて検証していきます。

パワーウェイトレシオとは車の重さを馬力で割って算出するもので、重量出力比や馬力重量などとも呼ばれます。(Wikipedia調べ)


つまり、この数字が小さいほど加速性能が優れていることになります。(単位はkg/PS)


例として…スイフトスポーツで計算してみましょう。

スイフトスポーツは車重970キロ、4気筒ターボエンジン搭載で140馬力 これで計算すると…

パワーウェイトレシオは6.9kg/psになります。

レジストロアウルで計算する場合はエンジンの馬力が97PSなので…

車両重量(人が乗っていない状態の重さ)1680キロで計算すれば17.3Kg/PS  

定員6名乗車の車両総重量2000キロなら20.6Kg/PS になります。(定員の1名分は55キロで計算するルールになっています。)


車両重量での数値に近いクルマは…

ムーヴキャンパスで17.50Kg/PSになります。もちろんターボなしですよ

私が以前、加速感をノンターボの軽くらいと表現していたのですが、まさしくその通りになりました(笑)


それでは定員乗車の車両総重量での数値に近いクルマは…

スペーシアカスタムのノンターボ車で、定員の4人乗車状態でのパワーウェイトレシオは20.9Kg/PSになります。

定員乗車状態でもやはりノンターボの軽と同じくらいの数値になります。

では、アウルに近いクラスのクルマはどうでしょうか?

ライトキャブコンのベストセラーアミティのスペックは…


公式サイトから写真を借りてきました。

6人乗りの写真のグレードで

車両重量1980キロ 6人乗車状態の車両総重量は2310キロです。


これに搭載されるL8エンジンのスペックが

これをもとにパワーウェイトレシオを計算すると…

車両重量1980キロで19.41Kg/PSになります。この数値に近いのが…


デイズルークスのノンターボで19.38Kg/PS

が一番近いようです。


では、定員乗車状態の車両総重量2310キロではどうでしょうか?

計算すると22.6Kg/PSになります。これに近いのが…

l先代タントカスタムのノンターボモデルの定員乗車状態で22.3Kg/PSです。


どちらも加速は苦手なようです。でも、ノンターボの軽でも高速を走れるようにこの動力性能でも気にならない人にとっては、特に問題ないと思います。


私自身、上のノンターボタントに乗っていましたので、動力性能はイメージしやすかったですね。

もちろん、変速機の違いなどがあり、パワーウェイトレシオは参考程度に考えていただくのがいいのですが、アウルに関しては概ねこんな感じです。

ここで終わりだと面白くないので、キャブコンのベストセラーベース車カムロードも比較してみましょう。

先日レンタルしたコルドリーブス ディーゼル2WDです。

エンジンスペックは

コルドリーブスディーゼル7人乗りの車両重量は2620キロ  定員乗車の車両総重量は3005キロです。

これをもとに計算すると…

車両重量での計算は18.19Kg/PS  車両総重量での計算は20.86Kg/PS

…アレ?レジストロアウルより遅くないですか?


実はディーゼルエンジンは馬力ではなく、トルクが動力性能の多くを占めます。

なので、パワーウェイトレシオではディーゼルエンジンの能力を説明することは出来ないのです。

ディーゼルエンジンは低い回転から強いトルクを発揮するので、大きな仕事をするのに向いています。

参考にバンテックのホームページからトルクウェイトレシオを計算した表をお借りしてきました

バンテック京都からお借りしました。


NBOXのターボとほぼ同じ数値です。

そして、最下位に定員乗車のアミティとほぼ同じパワーウェイトレシオだったタントがいます。

なので、加速性能はディーゼルのコルドリーブスが頭抜けていることがわかります。

これも以前のコルドリーブスのレビューで書いたとおりですね。


ディーゼルのカムロードはエンジン特性も相まって想像以上にスピードがのります。

皆さんもスピードの出し過ぎに気をつけてくださいね。