Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

「善俗堂跡地」。

2016.09.27 13:00

(あしあと その399・白石区の26・本通の4)

国道12号を環状通との交差点から江別方向に向かうと、南側の国道沿いに学習塾の建物があります。その歩道脇に、ここが「善俗堂跡地」であることを示す説明板が立てられています。

説明板の左側には、「明治41年白石尋常高等小学校の卒業写真」と題された白黒写真と、「明治15年当時の校舎平面図」と題された図面が上下に並べられ、その右側には、次のような説明が記されています。

「善俗堂跡地

ここは白石小学校の前身である善俗堂があった場所である。

入植した旧仙台藩士の子供たちの教育のため、早くも入植の翌年の明治5年3月に右28番地と29番地の間のこの場所に寺子屋式学問所を開き、4月に善俗堂と名付けた。現在の白石小学校の始まりで、札幌市では創成小学校に次いで2番目に古い小学校である。村の人たちが将来を担う子供たちの教育がいかに熱心だったかが分かる。

当時の善俗堂は、先生2人に生徒18人の小さな学問所で、校舎であると同時に村の集会場としても使われた。

明治7年2月に「村学舎」、明治14年に「公立白石学校」と改め、翌15年に現在の白石小学校の場所に校舎を新築し移転した。その後校名、修学年限などが変わり、昭和25年に白石村が札幌市と合併して札幌市立白石小学校となって現在に至っている。」

生徒が増えたため「善俗堂」が手狭になり、「村学舎」として新たに建てられましたが、その場所は現在の中央2条3丁目、国道12号と米里行啓通の交差点付近にあたります。