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「平和顯彰碑」と副碑。

2017.03.17 14:00

(あしあと その487・北区の46・篠路の18)

篠路神社の境内にある「平和顕彰碑」。高さ2.6メートルの台座の上に、高さ1.8メートルの硬石が置かれた立派な石碑です。碑面には大きく「平和顯彰碑」と刻まれていますが、元は「忠魂碑」と彫られていたものを削って彫り直したことから、以前よりも碑石が薄くなっているそうです。

台座の上に置かれた中台の周りには、多数の氏名が刻まれています。

台座の上台の背面には、「発起者 遺族會 清和會」と刻まれています。

台座の中台の背面には、2枚のプレートがはめ込まれており、縦長のプレートにはところどころ文字が薄くなっていますが、

「建設の書

本碑は元忠魂碑だったが終戦直後GHQの命により撤去す 再建を期し発会せる遺族会清和会の手により昭和二十二年八月十五日平和顕彰碑と改め英霊並に開拓功労者を合祀し永久不滅平和の守護として再建し毎年祭事を催行し〇十回より篠路神社主祭となる

昭和四十四年六月二十日清和会文」

と記され、横長のプレートには「建設者」として、「遺族会長」と「清和会長」に続いて会員名が記されています。

本碑の裏には白御影石でできた副碑が置かれ、その碑面には「開拓功労者・戦歿者合祀芳名」に続いて、多数の氏名が刻まれています。その筆頭に、篠路開祖と言われた荒井金助直盈や早山清太郎の名前を見ることができます。

副碑の背面には、

「昭和二十三年八月十五日遺族会建立の合祀者芳名碑(遺族会長黒田義夫)損壊のため第四十回平和顕彰祭記念として之を再建す

昭和六十一年六月八日 篠路神社」

と刻まれています。