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ふらっと旅人 / Flat Tabibito

【ダイアログ・イン・ザ・ダーク体験】

2020.02.06 14:46

ずっと気になっていた、ダイアログ・イン・ザ・ダーク(dialog in the dark)を、先日、体験してきました。

 


少し気持ちを熟成させてから、

浮かんできたことを書こう。



そう思い、すぐに書かないことにしました。


けれど、静寂の中、ジーンと強烈に残っていることって変わらないんだ!と思い、この辺で書き留めておくことにしました。そろそろ、忘れそうだし(笑)!!


【どんなことをするところ?】


ダイアログインザダークは、視覚障害者の方のアテンドで闇の中で約2時間過ごします。

(洗練された説明が写真に書いてあるので、そちらをご参考ください!)


視覚以外の感覚を使っていることを、

実感したい!



それが興味を惹かれたキッカケでした。


けれど、お値段が思わずビックリする価格。


¥1,2000-。


どんなところで、

何が具体的に体験できるの分からない。

つまり価値が予想できない。


まさに、「闇・営業」なので(笑)、

ちょっと私には思い切りが必要でした。


そして、少し閉所恐怖症のようなところがあるので、闇の中、2時間も耐えられるだろうか…。そんな不安もありました。

時は経ち、

闇への不安はすっかり忘れていました。

はい、良い体験への期待だけで頭が埋まっていました(笑)。


入場直前に、

「そういえば、閉所苦手だったの忘れてた!」と思い出し、非常に焦る(笑)。



結論から言うと、暗闇や閉所が苦手な方には100%オススメしません!


暗闇もね、外の世界の闇(例えば自然林の中とか、山頂)とは違うのです。


自然界であるとしたら、洞窟の中のような感じです。


『純度100%の闇』と書いてありましたが、いくら、その中にいても、周りは見えてきません。目は慣れないのです。


まぶたを開いていても、閉じていても、

全く一緒なのですよ(笑)!!


案の定、準備段階の薄暗い部屋に通された段階で、苦しくなってきてしまいました。


「大丈夫、大丈夫。

慣れれば大丈夫だから。」


と言いつつ、何が起こるか分からない不安で過呼吸状態(汗)。


いつでもギブアップしようと思いつつ、好奇心に助けられて、奇跡的に全て体験してきてしまいました。


今回分かったのは、闇の中で慣れてきても、空間自体が狭くなると「圧」を感じて、また苦しくなる。


「えー、こんなに敏感だったの自分?!」


自分の身体機能の敏感な部分を新発見しました。


お日さまを浴びていられること、外を歩き回っていることが好きなのですが、本当に有り難いことなんだなぁ〜と、闇の中で心底実感しました。



「上虚下実(じょうきょかじつ)」

闇の中であるワークをした際に、アテンドの方が参加者に伝えてくれた言葉。


「普段、私たちは頭で考えることに忙しくて、気が身体の上の部分に行ってしまっています。下半身がどっしり座るように戻しましょう。」


ある動作をした瞬間、下半身がどしりと座る。


その瞬間、いかに普段、頭にばかり気が上っていたか愕然としました。


こういう教えは、他の場でも聞いたことがあったし、そうだよねと、暫くは意識している。けれど、すぐに気が上ったままの習慣に戻ってしまう。


今回ばかりは、「もう、私は上半身だけで生きてきたのか…」と衝撃的でした。


色々な発見があったけれど、これが1番印象に残った闇の中での出来事でした。


あと時間感覚がなくなることも、とても驚きでした。



「見えないけれど、わかる」


今回、すごく興味を惹かれたのは、視覚障害者の方の身体感覚。


今回アテンドしてくれた方は、全盲の方で、暗闇でも、太陽の下でも、感じる感覚は一緒なのだそう。


つまり、目が見える人は、瞼を閉じていても、太陽の下だと、なんとなく明るいな〜とか感知するでしょ。


それが無いそうです。


けれど、何がどこに置いてあるとか把握されているし、目が見えないかわりに違う感覚や感性が、ものすごく発達されているのだろうなと、とても感じました。


・・・

ちょっと話が逸れるのですが、私の卒業した大学は、視覚障害者の方も健常者と肩を並べて学んでいました。


もうね、私からすると「本当に目が見えないの?」と確認したくなるほど、彼らは頭脳明晰で、勉強熱心で、やりたいことを進めていくのです。


いくら配慮があると言えど、健常者の学生より、レポート一本書くにしても、何倍も時間がかかるはずなのに、もう凄いんです。


自分が言う出来ないとか、「マジ、戯れ言だわ」としか思えなくなります(汗)。


海外留学したり、海外で自分でNGOを立ち上げてたりと。もうね、圧倒されます。

・・・


話は戻り、この世の中、目が見える人の目線で全ての環境が作られている。


だから、目が見えない人が、そういう世界の中で、快適、安全に暮らすのは、大変だよねと思う。


けれど、「見えないこと」が可哀想なことでは無いと、今回改めて実感しました。


目が使えないかわりに、健常者より、繊細な聴覚、味覚、嗅覚、触覚、そして記憶力があるのだろうからと思うから。


同じものを目の前にしてきた時、

一体、どんな認知をしているのだろう…。



目が見えることは有り難いと思う。


けれど、「目に頼り過ぎ!」だとも感じました。

見えているから、見失ってしまっていることが、きっとたくさんあるはずだから。


与えられた他の感覚も駆使しないとね^_^


[参考]

ダイアログ・イン・ザ・ダーク