レギュレーターレクチファイアがパンクすると危険なんですの2
完全に壊れているレギュレーターレクチアファイアですが、一応テスターで判断します。
この中にダイオードと言う電子部品が入ってるわけです。
ダイオードってのは、簡単に言えば、電気の流れを一方通行にしてくれる部品。
多くのバイクは発電機が三相交流で発電してます。
だから”オルタネイティブ”(交流)って名前なんですね。
電気のお話となると、なかなか難しいので、今はそんなもんなんだって位で思ってください。
しかし、バイクも車もバッテリーは直流電源です。
という事は交流から直流に変換してあげないといけない。
そこでこの、レギュレーターレクチファイアって部品が登場します。
細かいことを言えば、変換していると言うよりは整流しているんです。
故障判定方法は至ってシンプルです。
一方通行に電気が流れていれば正常。両方向に流れたらアウトです。
で、言うまでもありませんが、上のレギュレーターレクチファイアは両方向に電気が流れてしまいますのでアウトです。
プライベートで配線修理されているメインハーネスの怪しい部分をチェックしていきます。
見れば見るほどに怪しい箇所が多数ありますので、一個ずつつぶしていきます。
外装も外して行きます。メイン部分にコルゲートチューブでハーネスが養生されています。
しかもハーネスの取り回しも純正とは違いますので、純正と同じ取り回しになるように変更していきます。
古いハーネスで接触が怪しくなっている場合、多くはスプライス端子などの
電線の”接続点”が怪しいので、そこを重点的に見ていきます。
ギボシも接続点ですから、漏電や接触不良の要因になります。
特にタコ足配線のようになっている場合、注意が必要です。また、ギボシのカシメそのものの不良もありますので、徹底的にチェックします。
案外カシメ不良のパターン多し。
無駄なコルゲートチューブは全て撤去し、ハーネスをスマートに修正します。