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ヨーガのある暮らし

インド留学記: 学校訪問、ヨーガ推進活動

2020.02.06 18:04

2学期がはじまり、1ヶ月が経ちました。

Ⅰ月2月のプネーは、乾期の冬。

冬といっても、朝晩多少冷え込みますが、昼間は半袖か薄い羽織があれば心地よい、とても過ごしやすい気候です。

 

なんだかこの1ヶ月は、3ヶ月分の経験を積んでいるかのごとく怒濤の毎日、毎日が内容盛りだくさんです。

 

1月13日にはインド政府AYUSU省モラルジ・デサイ国立ヨーガ研究所から、職場で仕事の合間の休憩時間にできる5分間のヨーガ・プログラムが発表されホットな話題となっています。

 

さてさて、今回は1月から始まったプネー大M.A生徒によるヨーガ推進活動について紹介したいと思います。

この活動は、教育学部が中心となり、プネー市内(現段階では大学近郊)の小中高、カレッジや大学に訪問して、学生さん対象にヨーガのデモンストレーションとインストラクションを行うというものです。

 

現在の訪問数は3校。

小学校、中学校、そしてカレッジへ訪問。

 

小学校では、小さな小さな1年生から上級の生徒さんまで。

2回目の中学校では、同学年の生徒んが参加。

3回目のカレッジは、約900人にもおよぶ全校生徒の参加でした。

 

いつもデモの後には、校長先生と一緒に朝ご飯を食べながらのディスカッションがインドスタイル。

インドも現代の風潮に合わせて学生さんにも色々な問題が起こっているとのこと。受験のプレッシャー、ストレス問題、スマホ問題、集中力の欠如、生理不順、そしてこれらの問題を家族や友人へ伝えられず一人で抱え込んでしまうパターンがあるとのこと。


インドにいると、周りの皆は口から生まれたのではないかというくらいにいつも喋りまくっているので、まさか「言えずに抱え込む」なんでことがあるのか?!とつい疑ってしまいますが、、、

実際これらの問題は深刻化してきているとのこと。

教師とともに、心理療法士が在中して生徒の相談窓口をもっている学校もありました。

校長先生がヨーガに期待するものは、第一が「集中力アップ」そして、心の問題へのアプローチとのことでした。

 

さてさて、実際のデモの内容です。

対象は“ヨーガ初めての学生さん”です。

Common Yoga Protocolに沿った内容を、学生さん対象に少しアレンジした形で行って行きます。

Ø マントラ

Ø スークシュマ・ヴィヤヤーマ(準備体操)

Ø スーリヤ・ナマスカーラ

Ø ヨーガ・アーサナ

Ø カパーラヴァーティ

Ø プラーナーヤーマ

Ø ディヤーナ

Ø シャンティ・パータ

 

ここに学生さんウケを狙い、ハスタ・ヨーガ(笑いヨーガ)の時間を設けています。CYPは45分ですが、学校ではヨーガの紹介・解説含め60〜90分コースで行っています。

 

ヨーガ初めてと言えども、さすがヨーガ発祥の地インドの学生さん。

みなさん座法が様になっています。

朝は少し寒いのでウォームアップも兼ねてランニングのような動きを加えたり、ジャンプがあったりと少しインドらしさを感じます。

 

まだこの活動も始まったばかり。ヨーガマットもまだ揃っていない状況なので、アーサナは立ちポーズを中心に行います。

プラーナーヤーマはブラーマリーを取り入れ、オーム・チャンティングからディヤーナへもっていきます。

 

状況によって各項目の中身は変わっても、このシークエンスは変わりません。

CYPに基づいた原理原則は変わらないという安定感を感じます。

 

どの学校でも今回が初回。

まだ場所のセッティングや配置も試行錯誤の状態ですが、前進あるのみ。

今後の継続のために、各学校の試験期間など含めて次のセッションの調整を行っています。

 

今後このような活動がどのような展開をみせていくか…乞うご期待、

順次報告していきたいと思います。