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梨の日

映画『ロマンスドール』

2020.02.07 14:13


映画『ロマンスドール』


監督:タナダユキ

出演:高橋一生/蒼井優/

浜野謙太/三浦透子/

大倉孝二/ピエール瀧/

渡辺えり/きたろう




観てから時間が経っている。

メルマガでも取り上げた作品。


今も、主題歌のnever young beach『やさしいままで』を聴くと、じんわり思い出してしまう。

高橋一生さんの弟さんってのがまた粋よね。



ものっすごく冷静に、分析しようとみるときっと、

とても単純明快なラブストーリー。


その中身を味わえば、虜になるばかり。


主演2人のやり取りがなんて自然体の会話なんだろう。

切り取り方も、ワンカットが多くて。

こういうのって「舞台っぽい」なんて感じがちだけど

あ、映画だ、とふとしたシーンで思ってしまうほど、映画作品で。


軽やかなのに濃厚な見応えのある会話。


仕草。

喋りの癖。

予告編で実は「好きよ、すごく」の言葉に

ちょっとベタなのかなぁとノレてなかった、けど。


全部が通ったあとのこの一言が、

なんてなんて染み込んでゆくことか。。泣)



恋する人、

恋してる同士、

愛する人がいること、


彼らを観ながら、とても尊く感じてた…。

えぇぇぇぇぇえぇぇ

好きな人がいるって素敵だぁぁぁぁ…。



主軸の物で存在するロマンスドール、いわばダッチワイフ。

彼らとドールがストーリー上で交わってゆく時、もう胸がいっぱいだった。


ラストはちょっとワザとらしく笑

「スケベな奥さんだったなぁ」のチョイスは最高に痺れたけど原作にあったのかな。

でも、だったらもうちょっとスケベな印象でも良かったかな、なんて。


女性側からだって、誘いたい。

なんでも言い合える関係、ならば、言いたい。

言わなきゃ伝わらないもの。

人間みんなエスパーなんて使えないし。

可愛いかわいい奥さんだった。。



ピエール瀧さんに関して、

笑えないけど心の中で思わず爆笑してしまったシーンが。爆)


よく公開できたなこれこそ。笑)

でも公開してくれて本当に良かった。

邦画の欲しい、良い時間が詰まってる。



音も繊細で響いて。

実はタナダユキ監督にはCMでちょこっとだけお世話になってまして。

その時にいらした録音部の小川武さん。

『銀の匙SilverSpoon』でもご一緒させて頂き、再会してはしゃいだ私を思い出す←


ドールに触れる音、

顔に、皮膚に、眉毛に触った音、


ちゃんと存在してて、それがあまりにも素敵で。

私は眼と共に耳がやられてました。最高)



好きな映画でした。

とても、とても。


私も最後、あぁ言ってもらえる奥さんになりたいものです。

まずは相手探しですが。ね)