「歌人・若山牧水来訪の地」。
2019.05.18 04:30
(あしあと その757・北区の72・新琴似の1)
新琴似神社の真向かいに新琴似小学校がありますが、その南側にあるビルの前に説明板が立てられています。
これは北区で立てたもので、この場所が「歌人・若山牧水来訪の地」であることを示したものです。
説明板には、晩年の牧水の顔写真が掲げられ、
「歌人・若山牧水来訪の地
旅と酒をこよなく愛した歌人・若山牧水が喜志子夫人を伴い、この地を訪れたのは大正15年(1926年)11月14日。
牧水が主宰する歌詩(誌?)「創作」の社友・白水春二宅で一泊、新琴似短歌会同人と歓談した。ときに42歳。
新琴似を詠んだ歌はないが、紀行文の一節に「咫尺を辯ぜぬ(注:視界がきかず、近い距離でも見分けがつかないこと)といふ吹雪に出會ったのは(中略)札幌から新琴似村に行く宵闇のなかであった。」と記されている。
そして翌朝、30センチほど積もった雪の中を、同社友・吹田晋平の仕立てた馬そりに乗り、鈴の音をききながら札幌へと向かった。」
と記されています。