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ユーモアとアイデアのオランダ教育

2020.02.07 16:10

2月14日・15日に和歌山市加太で

オランダ教育の手法を通して|自分を知る〜気持ち・考え・身体・未来・過去〜

という学び合いの場を企画しています。


今回お招きするナビゲータの木村さんは2016年にはじめてオランダの教育現場に行き

「衝撃を受けた。自由を問い直すような時間でもあった」

とおっしゃっていました。


この辺りは実際にお話を聞いていただくのが一番だと思いますが

オランダ教育の軸 は

「民主的な市民をつくる」

初等教育(4・5歳)で、人間性の基盤・自己肯定感を育むことを掲げるだけでなく、

コーチングの手法など活用しながら実際に行っていることが、私は驚きました。


中学年@国語の授業中


加えて、教育制度が柔軟で

学校に行くかどうか。どこに行くかどうかが選べる。 

「学校の数だけ教育の種類がある」という特徴もあり、

イエナもあれば、モンテソーリ、シュタイナーも

いろんなスタイルの学校が並列にあり、

自由に選択できる環境で、日本とは大きな隔たりがあるように感じます。


学校は

子どもが自分で考え行動し、
「学ぶことを学ぶ」 を練習している場
それができるような環境づくりを大人がしているというスタンス!


オランダは

「出来なかった」を積み重ねない
「出来た」を積み重ねる

大人のサポートがしたとしても 

結果的に「出来た」を積み重ねる。 

大人が子どもを「出来るようにさせる」のではなく

「子どもが自分で出来た!」を積み重ねられるように、 
大人が子どもの特性や資質、様子をしっかり洞察し、サポートやリードをしている。

その子のペースで歩むことができたら 

「絶対にみんなできる」 というスタンスを徹底しています。


5歳@遊んでいるわけではなく授業中の様子


前提として

「出来る」「出来ない」の

2項対立で全てを表現することは

少し無理があるとは思いますが、

「出来ない」を「大人の力量」に 問う姿勢がとても誠実に感じます。


日本では、様々なニュースや世間の空気としても

いろんなことを「親」や「子ども」を要因にしがちな気がするのですが

オランダでは、大人のユーモアとアイデアで
躓きや課題を解消しようとしている姿に感動を覚えました。


低学年のクラス掲示物|一目でわかるピクトグラムで1日の流れを共有


朝の会で子どもたちが着席する場面で座らない子がいた場合に

先生がその子と一緒にダンスをして

「あら目が回ってきたわ〜座っちゃう・・笑」

みたいな切り口で座る雰囲気を作るアイデアとユーモア。


身の丈にあった歩み、育ちを支援しているオランダ

日本でイメージする先生とは随分スタンスが違うような気がします。


オランダの教育現場で育まれている

「ユーモア」と「アイデア」を実際に体験しつつ
自分の癖を知る=自分を知る

1日・2日間にできればと考えています。


詳細・お申し込みはこちらへ