クリスチャン婚活「2つの課題」水谷潔師Facebook投稿より
「聖なる婚活へようこそ」の著者・水谷潔先生がFacebookでリベカをご紹介くださった際、クリスチャン婚活を取り巻く課題の中で「2つのポイント」についてお話しくださっています。
1つ目は、クリスチャン人口が少ないのに対して教団教派数が多く、その枠を超えようとしない「タコつぼ状態」について。「教団教派の壁」や「偏見」、自分のグループを越えようとしない、越えたくないことによって、クリスチャンの出会いが非常に限られている現状です。
2つ目は、「教会関連のこと、結婚のお世話は無料でしょ?」という感覚があるため、「有料の結婚相談所」に対しての抵抗感があること、「利益目的ではないか?」という疑念が湧いてくることなどで、「結婚のためにそこまでする必要はない」との考えがまだまだ根強いことです。
けれども私は、現在も地元でボランティアでの結婚支援を続けてもうすぐ4年経つかと思いますが、3年前にはすでに「このままでは頭打ち」と感じてリベカを立ち上げました。
200~300の教会が属する教団の結婚支援も実りある動きはなかなか見られず、1700以上の教会が属する日本で最大級の教団でも困っている状況なのですから、単立の教会や地方の小規模の教団ではすでに「終わってる」と感じたのが3年前なのです。
従来と同じありかたでは通用しなくなっていること、支援する側、される側がともに犠牲と責任を負う「有料会員制」が最も実を結ぶスタイルだと感じて始めましたが、やっぱり理解されないと感じることも多々あります。
けれども神様の御心にかなった働きであれば、必ず守りと祝福があると信じて進んできました。
そして、この働きは必ず具体的な「実」となって表れるので、実際にその「実」を見ていただくしかないと思い、その思いで現在も続けています。
以下、水谷先生の許可を得て、水谷先生の投稿本文を掲載させていただきます。
水谷先生ご自身も、単にセミナーなどの「講師」だけでなく、個人的で具体的な「結婚支援者」でもいらっしゃるので、挙げられている数字はかなり正確です。
金沢での結婚支援の働きでも、3年の活動で成婚カップルは2組、そのうちの1組は東京のクリスチャン結婚相談所での成婚でしたので、実際はずばり「3年で1組の成婚」ということになります。
関西の結婚支援の中には「3年で0」という報告もあります。
数字だけでは表せないものがありますが、クリスチャンの結婚は「思っているよりずっと厳しい現実の中にある」ということを、まずもって知っていただけたらと思います。
そして「現実は厳しい」と悲観的になるのではなく、どうしたら進んでいくのかと考えていきたいのです。 シンプルな話、人数×期間×協力があればそれだけ進んでいくことになります。一組でも多くクリスチャンホームが誕生できるように、リベカ独自のスキルやサポートもあります。
活動期間を「2年」なら「2年」と決めて活動する独身者が増えることを願っています。
ぜひ水谷先生の投稿内容をご一読ください。
(代表;中西)
水谷潔先生のFacebook2月6日の記事本文
結婚支援団体「リベカ」に日本仲人協会から感謝状!
(画像付き関連記事はこちら)
「リベカ」の中西代表が優れた実績を評価され、日本仲人協会から、感謝状を授与されました。私も、パンフレットの推薦文やセミナー講師などで、協力・応援してきたので、うれしくてなりません。
クリスチャンとの結婚を願いながら、苦しんでいる青年たちの声を聞いてきた者として、こうしたプロレベルの有料会員制での結婚支援の働きの必要性を痛感してきました。ですから、近年は実績のある大手ではなく、地方色が強い「ジェネシス24」と「リベカ」を応援してきました。
リベカの代表は、仲人師の資格を持つプロです。また、びっくりするほど優秀なスタッフがいます。そして、有料であるがゆえに厳しい責任を自覚して、紹介のための努力をしておられます。
何と、昨年は、10件の成婚です!10件ですよー!クリスチャン同士に限定してこの数字は驚異的です。2020年も10組以上の成婚が予想されており、この働きの困難さを知る私としては、驚くばかりの実績。
私は時々、教団単位の結婚支援イベントなどで、講師の依頼をいただきます。重荷を持つ牧師や牧師夫人、信徒の方々の熱意や努力は涙ぐましいものがあります。ぜひとも、各教団の結婚支援の働きを応援したいのですが、同時に、教団単位故の困難さを実感します。
日本のようにクリスチャン人口が少なく、しかも、教派教団数が多く、青年クリスチャンの交わりが極めて狭い状況では、出会いも選択肢も乏しくなりがちです。いわば「タコつぼ婚活」です。
とりわけ、各教会に存在するはずの男性たちは、準備された出会いの場に参加せず、伴侶紹介のシステムにも登録しません。そのために女性たちの参加も鈍ります。
50あるいは100を超える教会を擁する団体であっても、その結婚支援によって、結婚に至るカップルは、平均すれば2,3年に一組ではないでしょうか。いろいろ調べてみましたが、事実上機能していない団体も少なくありません。
もう、おわかりでしょう。結婚に際しては、信仰理解が近いことは大切ですが、その反面、「タコつぼを割った出会いのチャンス」も必要なのです。
各教団の平均成婚数が2,3年で1件で、リベカは1年で10件なのです。ということは、リベカに登録すれば、教団の結婚支援の20~30倍の確率で結婚できるわけです。こうした実態が、日本のキリスト教会に広く知られることを私は切望しています。
残念ながら、教会の教職者や親世代が、現代においてクリスチャンと結婚すること自体がいかに困難か、その実態をご存じないようです。ご自分の世代とは別世界であるとの認識がないのです。
その結果、「与えらえるよう祈っているよ」と言われるだけで、何の支援も受けられず苦しんでいる青年たちがいます。「いいクリスチャン男性を紹介するよ」と牧師に言われたまま、何年も放置されているクリスチャン女性も多くいます。その一方で、クリスチャンと結婚を願う当人たちは、そのための具体的努力がわかりません。
「有料の結婚支援団体」という選択肢を排除否定するなら、将来の日本の教会には、いよいよクリスチャン夫婦がいなくなるでしょう。私自身も個人で伴侶紹介をしますが、牧師個人や教団での結婚支援には、かなりの困難と必然的な限界が伴います。日本の牧師の人脈自体が、出身神学校や所属団体で制限されがちです。超教派の支援団体には、どうしてもかないません。「20対1のスコア」で大敗です。どうか、リンクした中西代表の投稿をお読みください。
リベカへの感謝状を機に、クリスチャンとの結婚を願いながら苦闘する青年たちの現実をどうか、知っていただきたいのです。クリスチャンとの結婚を助ける有料結婚支援団体が、どんなにか、有効かつ意義ある働きであるかも認めていただければと願います。
参照記事;日本仲人協会より、代表中西が感謝状をいただきました。