バレンタインイブ
こんにちは。
こころの健康支援室 そらいろのmirineです。
明日はバレンタインデーですね!
女性から男性へ想いを伝えるという習わしも、風潮やニーズの変化に合わせて、義理チョコ、友チョコ、自分へのご褒美チョコと、恋愛に限定されないイベントへと在り様も変化しています。
日本では元々販促のために普及が試みられたということもあって、やはり販促イベントという側面も強いようです。
バレンタインに合わせて美味しいチョコレートが限定販売されたりすることもあって、自分のためにご褒美チョコを買う人が増えたのでしょう。
義理チョコや友チョコによってプレゼントする対象が広がったことは、販促としては成功なのかもしれませんが、身近な人たちにあげるかあげないか、毎年地味に頭を悩ませる人も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。
どんなイベントもそうですが、楽しめる人にはいい機会でも、特にこうしたプレゼント系は身近な人間関係に影響があるために、あげるにしてもあげないにしても悩むということも珍しいことではないと思います。
特に日本では、ホワイトデーというお返しの日まであるために、もらう方も手放しでうれしいというわけでもないかもしれません。
気持ちを伝えるためのイベントが、義理や義務で負担になってしまうのは本末転倒ではないかと思いますが…。
誰にどんなものを贈ろうか、自分のためにどのチョコレートを買おうか、ワクワクしながら選べるのでなければ、販促イベントに乗っかる必要は本当はきっとないのでしょう。
Wikipediaのバレンタインデーのページによると、「職場内におけるバレンタインデー・ホワイトデー・おごりの強要は『環境型セクシャルハラスメント』の温床とされており、危険性を指摘する声もある」そうです。
大事なのは、気持ちを伝える機会も方法も一つではないし、伝えるか伝えないかを選ぶのは自分ということではないでしょうか。
周りと足並みをそろえることが自分を守るために必要な時もあるでしょう。
でも、叶うのであれば、義理や義務で贈り贈られるのではなく、愛情や日頃の感謝を伝える日が、どんな人にもよろこばしい日であってほしいものです。
バレンタインを楽しみたい人にも、普通の一日として過ごしたい人にも、よい一日となりますように。
かしこ