今なお、アメリカのカリスマ・ミュージシャンである謎と悲劇
2020.02.11 03:00
ヒット曲を出さずカリスマ的な
ミュージシャンになったという、
奇妙な話がアメリカで起こった。
その人の名前はグラム・パーソンズ。
73年9月19日、26歳で召される。
ザ・バーズに一時的に在籍し、
名盤「ロデオの恋人」でカントリー・ロックを
世に送り出す。
バーズのロジャー・マッギンに
一時的に影響を与えたと伝えられる。
が、アフリカ公演を出発前日にしてバーズを脱退。
フライング・バリット・ブラザーズを結成し、
バーズのクリス・ヒルマンも参加。
メンバー全員が仕立てたド派手なスーツに、
彼はドラッグ、十字架をあしらった。
”死を予期、いや願望している象徴のような”とは
仕立て屋の話。
父、母が自殺した金持ちの一人息子で、
生活の為の音楽ではない故に、
関わったミュージシャンは
振り回されることになるが、
ヴォーカルの才能は悲劇的な境遇から産まれた
特異なもので、人の心を揺さぶった。
キース・リチャードとは兄弟のように親密になる。そしてドラッグから抜け出せない世界を巡る。
彼の死に関する話はやめとこう。
カントリー・ロックというジャンルを
確立させた一人であることは間違いないし、
キース・リッチャードとウマが合ったことも確か。
名曲「Hot Burrito♯1」は、
今なおカリスマならではの名曲だ。