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【Rejuva Medical Clinic】 By Dr平田玲奈

スレッドリフト: トータルフェイシャルトリートメントを目指して

2020.02.09 14:14

国際美容外科学会が2018年度に発表した「世界の美容整形施術数ランキング」では、日本はアメリカ(1位)とブラジル(2位)に次ぐ3位。


2017年の調査では、日本の美容手術約280万件のうちスレッドリフトが2番目に多い項目でした。

(1位は重瞼術)



今年参加した国際美容学会IMCASでも連日スレッドリフトの講義があり、セミナールームは各国のドクターで一杯でした。



スレッドリフトの症例数は年々増加傾向にあると考えられます。



昔は糸によるリフトアップは非吸収糸(溶けない糸)を使い、組織に糸を引っ掛けてとにかく動かす、引き上げるというのが主流でした。


でも今は違います。


今は吸収糸を使い、組織を思いっきり引き上げるというよりは、軟部組織を移動させて引き締めるというイメージ。


学会でもドクター達が口を揃えて言ってました。

“Threads do not give you a lift. It’s for repositioning the tissues.”


カウンセリングで大事なことはこの違いをうまく説明すること。過度の期待を与えないこと。


スレッドリフトはドクターによって使う糸の種類、本数、デザイン、テクニック、麻酔方法など...全然違います。もちろん、価格もピンキリ。


糸リフトの場合、ドクター選びは非常に難しいと思います。インスタに載ってる施術直後の写真に騙されないでください。直後は誰がやっても上がっています。ただ引き上げることは誰でもできます。


腫れが引いたあと、いかに美しく引き締まっているかがポイントだと思います。(また、フィラーやボトックスリフトなどの治療も組み合わせるのも大事❗️)


また、吸収糸を使うスレッドリフトの場合、メンテナンスが必要です。


目や鼻の手術みたいに一生に一度の治療ではありません。


HIFUやRFで違う層をターゲットにリフトをする、脂肪が多ければ溶解注射や吸引で脂肪を減らす、ボリュームが減ったところにはフィラーや脂肪を入れる、筋肉はボトックスでリフトするなど、一人一人に合わせてコンビニネーション治療を考えるのが大事です。


最近はお客様と予算や取れるダウンタイムに合わせて、その方に合った一年間のトータルフェイシャルトリートメントの計画を一緒に考えます(スレッドリフトと肌管理プラン)。


ただ糸で引き上げるのではなく、他の治療と組み合わせて総合的に美しくなる治療を考えるのが大事だと感じています。


他院で高額なスレッドリフトを受けて何も変わらずがっかりした方...


無理のない価格でスレッドリフトを受け、スレッドのイメージを変えていただきたいです。

スレッドはトータルフェイシャルトリートメントの一つの手段❣️


私はスレッドが大好きなのでこれからもスレッドの良さを発信していきたいと思います。