怪我した時は
2020.02.10 01:04
ダンサーにとって一番怖いものはやはり怪我ですよね。
怪我だけはしたくない!
でもこの世に死なない人間がいないように、怪我しないダンサーもいません(キッパリ)。
もし長くダンスやっている人でまったく怪我した事が無い人がいたら、それは恵まれた強靭な身体の持ち主、というよりは多分そんなに本気で踊りが好きでも無いんじゃない?と僕は疑ってしまいます。
だって、ダンスですよ?
ダンスは、踊りたいというその衝動は自然な事であっても、動き自体は不自然そのもの。
日常生活では出会うことの無い動きだからこそ観ている人にも、勿論やっている本人にも感動を起こすのであって、ある意味きつくてなんぼのもんだし、その技術の習得のために反復練習を重ねれば自然体な身体から著しくバランスを崩してしまうこともあります。
でもその怪我をきっかけに自分の身体の使い方に真剣に向き合うようになるし、逆に言えば怪我しないと中々自分のクセから脱却した1歩上のステップに進めないのが人間という生物なのではないでしょうか。
なのでね、怪我しちゃったときは絶望的にならず、もう1ランク上のダンサーになる時の通過点だと思うようにしようではないですか。
ということはまあ皆さん頭ではわかっていると思います。でもね落ち込むでしょ?だから改めて僕の方からもエールを込めて文章にしてみました。