幸せなまちのために私たちができること
「小さいけれど、温かい……」
この一枚の素敵な“布”を市民の手によって織り上げ仕上げていくような
この時間がたまらなく好きで、年4回開催している
「ざっくばらんなおしゃべり会」。
1月は「フリースピーチ」が加わりました。
フリースピーチは、日ごろ感じる疑問や提案を話すしくみ。
犬山市では、議会の企画として制度化され、子供からお年寄りまで誰でも話せます。
今回は、3人の方にお話いただきました。
☆ 介護しやすいまち
☆ 外国人の子どもが安心して学べる学校があるまち
☆ 情報が多いからこそ孤立してしまう人がつながるまち
誰かが声にする毎日の暮らしの中で感じた疑問や提案。
それを聴いた人たちが「何か」を感じる。
思いがつむがれ合う空気に触れた時
胸に熱いものがこみ上げてきました。
ざっくばらんなおしゃべり会は、
メンバーを入れ替えながら
ディスカッションを繰り返す「ワールドカフェ」形式で行いました。
「幸せなまちってどんなまち?」
「そのために自分ができることは?」
この問いに、参加者全員で語り合いました。
そして、大きな紙にどんどん書き込みました。
「対話なんてはじめて!」
「初対面同士で会話!?」
スタートこそ戸惑いがあったものの、
気付けばどんどん語り出す参加者。
最後には「もっと話したかった」という声もあったほど、
各グループとも盛り上がりました。
紙一面に広がるたくさんの「想い」。
参加者どうしで体感し合ったのは、
その想いを通して触れた、人どうしの「つながり」でした。
制度や施設など、お金をかけることについての大きな不満や不自由は、
碧南では感じづらいかもしれません。
「幸せなまちってどんなまち?」
そこに住んでいる一人ひとりが自分とまちのみんなの「こころ」と向きあったこの日。
つながりあうことで、それぞれの想いがつむがれ「生きていて、良かった」と
一本ずつの糸を丁寧につむぎ、つむがれたその糸で織り上げられた布(幸せ)。
この日のこの場にできたその布は小さいながらも温かかったです。
この素敵な布が、これから大きく広がっていくことにワクワクしながら
碧南のみんなで、想いをつむぎあえる場をつくっていきます。