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音楽が落とす記憶へのしずく。

2020.02.10 11:04

どういうわけか知りませんが、ふっと今日の午後、頭に浮かんだ曲がコレ。

AQUAの「カートゥーン・ヒーローズ」。

あれいつの曲?と思ったら、なんと2000年じゃないスか。20年前だよもう。

生茶のCMソングになっていたのは知りませんでした。でもこのCMもいいな。

野球な曲といえばセンチメンタル・バスの「SunnyDay Sunday」も名曲だと思います。って、コレも20年前ほど前か。

高校生年代の音楽って恐ろしい。その人の魂を揺さぶる要素を決めてしまう面がありますね。

まあ、当時のマイベストはHi-Standardの「DEAR MY FRIEND」なんですけれども。

ずっと、旅と音楽の話を書きたいと思っていて。

そんなことを考えたのは昨年末、ラグビーW杯とともにヒットした米津玄師さんの「馬と鹿」。

コレが超絶、私の心を打ったわけです。(の割には月並みな表現だなオイ。)

2018年W杯から、サッカーをすごく観るようになった、という米津さんが

スポーツというものを考えながら書いたという歌詞。

強烈に、サッカースタッフだった頃の自分、

まあ言い換えるとサッカーへの未練を思い出していました。

あの数分の歌に満ち満ちた、勝利への渇望、自身とのネバーエンディングな戦い、

そしてグラウンド(ピッチ)のもつ歓喜と絶望の、麻薬のような魅力・・・。

ああ、そのとおりです。おっしゃるとおりだよ、と。

コレが愛じゃなければなんと呼ぶのか。

答えられないですけどね。

痛みは消えないままでいいし、くだらない願いは一生消えないです。


もう一つ思うのは、

やっぱりスタジアムにはエレキギターの音が合うよなあ・・・ってことです。笑

ロックでパンクなスポーツなのかなあ、サッカー。

そんな思い出が、強烈になにかのテコになっていたりして。


*  *  *  *  *


さてさて、冒頭の「カートゥーン・ヒーローズ」に戻りましょう。

なにが好きだったかって、この歌詞なのです。

We came out of a crazy mind

And walked out on a piece of paper

私たちはトンデモナイ考えから誕生して、1枚の紙切れから飛び出してくるの。


そう、そのトンデモナイ考えにあふれたまま進みたい。

結局、音楽からスタートして、「エディターとしてそうありたいな」と落ち着いたわけなんです。

媒体ができたときの歓喜、あれは一度体験しちゃうと逃れられない。

トンデモナイことを考え続けたい。




旅人フォトライター & 食いしんぼうエディター

ウエミチメグミ