音楽が落とす記憶へのしずく。
どういうわけか知りませんが、ふっと今日の午後、頭に浮かんだ曲がコレ。
AQUAの「カートゥーン・ヒーローズ」。
あれいつの曲?と思ったら、なんと2000年じゃないスか。20年前だよもう。
生茶のCMソングになっていたのは知りませんでした。でもこのCMもいいな。
野球な曲といえばセンチメンタル・バスの「SunnyDay Sunday」も名曲だと思います。って、コレも20年前ほど前か。
高校生年代の音楽って恐ろしい。その人の魂を揺さぶる要素を決めてしまう面がありますね。
まあ、当時のマイベストはHi-Standardの「DEAR MY FRIEND」なんですけれども。
ずっと、旅と音楽の話を書きたいと思っていて。
そんなことを考えたのは昨年末、ラグビーW杯とともにヒットした米津玄師さんの「馬と鹿」。
コレが超絶、私の心を打ったわけです。(の割には月並みな表現だなオイ。)
2018年W杯から、サッカーをすごく観るようになった、という米津さんが
スポーツというものを考えながら書いたという歌詞。
強烈に、サッカースタッフだった頃の自分、
まあ言い換えるとサッカーへの未練を思い出していました。
あの数分の歌に満ち満ちた、勝利への渇望、自身とのネバーエンディングな戦い、
そしてグラウンド(ピッチ)のもつ歓喜と絶望の、麻薬のような魅力・・・。
ああ、そのとおりです。おっしゃるとおりだよ、と。
コレが愛じゃなければなんと呼ぶのか。
答えられないですけどね。
痛みは消えないままでいいし、くだらない願いは一生消えないです。
もう一つ思うのは、
やっぱりスタジアムにはエレキギターの音が合うよなあ・・・ってことです。笑
ロックでパンクなスポーツなのかなあ、サッカー。
そんな思い出が、強烈になにかのテコになっていたりして。
* * * * *
さてさて、冒頭の「カートゥーン・ヒーローズ」に戻りましょう。
なにが好きだったかって、この歌詞なのです。
We came out of a crazy mind
And walked out on a piece of paper
私たちはトンデモナイ考えから誕生して、1枚の紙切れから飛び出してくるの。
そう、そのトンデモナイ考えにあふれたまま進みたい。
結局、音楽からスタートして、「エディターとしてそうありたいな」と落ち着いたわけなんです。
媒体ができたときの歓喜、あれは一度体験しちゃうと逃れられない。
トンデモナイことを考え続けたい。
旅人フォトライター & 食いしんぼうエディター
ウエミチメグミ