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『UNITED ANKAA』スタートアップのお知らせ

2020.02.16 12:00

Jリーグ・福島ユナイテッドFCのサポーターグループ『UNITED ANKAA(ユナイテッド・アンカア、以下「アンカア」)』を設立いたしました(※概要についてはABOUTをご参照ください)。


【発足の背景】

元来より存在している唯一の私設サポーターグループ『こでらんに福島』において、Jリーグ参入前から厚いサポートを続けてきた古参のメンバーが少なくなってきたことを背景に、同グループの中心として活動しているメンバーより、現在のコールリーダーへ応援の主導について引き継ぎを要請されました。

当初は同グループ内で部署を分けて活動する案も挙がりましたが、協議の上、現時点で同グループが〈①サポーターの窓口として多様的な活動をしている〉こと、〈②正式なメンバー制ではない〉ため〈③コミュニティの側面が強く、仕切り直しが難しい〉ことを理由に、スタジアムでの応援を取り仕切ることに特化した新グループ設立が望ましいとの結論に至りました。

なお、『こでらんに福島』は上記の通りコミュニティグループとして存続します。アンカアは独立しながらも、同グループとは連携を取り協力して活動を行っていく体制です。この手の話につきものである誤解を生まぬよう、決して対立する関係ではないことをこの場で予め表明いたします。


【クラブの現状について】

福島ユナイテッドFC(以下「クラブ」)は、2020年で8シーズン目のJリーグを闘います。クラブとしては目下、2022年に失効の懸念が残るJ3ライセンスの継続取得へ向けて、いわゆる“スタジアム問題”解決への道を探している最中です。

その中で私たちできることは何か、やるべきことは何かという自問を、クラブへの関心が高いサポーターであればおそらく一度は考えたことでしょう。しかしながら、具体的に何に取り組めば問題の解決に直結する、あるいは近づくのかは依然として不透明なままです。

しかし、実は、私たちの本質はそこに在りません。クラブがかつて、少なくとも現在のクラブ名となった2008年時点で目指したJリーグの舞台は「J3」ではなく「J2」であり、更にはその上のトップリーグを見据えていたはずです。それが幸か不幸か「J3」でJリーグの“夢を叶えたつもりになってしまった”のです。

「J3」では、アマチュアリズムによるアットホームな温かさを持って応援できた反面、本来目指していた「J2」のヴィジョン(画)を棄てることになりかけていました。いま、クラブフロント・選手・スタッフ・サポーター・スポンサー...関わるすべての人のうち、果たして何%が「J2」を口にできるでしょうか。これがクラブの現状であると捉えています。


【目標と目的】

そこで私たちはひとつ、この現状を打破するべく逆説から考えました。「どうしたら2022年にJ3のライセンスを継続できるのか≒どうして2013年にJリーグ入りできたのか」です。

当時の話を前項の古参サポーターからは、目指す場所があったから熱量も生まれ、巻き込む力も生まれた、と聞きました。そこに描かれた画は必然的にJ2のそれであり、関わる誰しもがアマチュアに留まることなく、「J2」を目指していたわけです。

歴史を紐解いて仮設立てたこと、それは、「“目標をもって熱く応援する”ことができれば、きっとまたJリーグの夢をかなえられる」ということ。私たちは『こでらんに福島』から、Jリーグ入りを目標としていた頃の熱量を引き継ぎ、新たにまたJリーグの夢を叶えるべく活動していきます。

今後何度もこの「J2」というワードを出しますが、まずは、過去にクラブが目指していたJリーグの景色を改めて想像し認識することからはじめ、クラブと、チームと、選手と、共にJ2を目指せるような、J3で最も熱いと言われるような応援をすること。それがアンカア設立の目的であり信念です。


もう一度、みんなでJリーグを目指しましょう。


2020 / 02 / 16
UNITED ANKAA
Shoki SATanO