柴又100Kmへの道③~第2章東京(チャ)後編~
NORIさん、Y口さんから投稿いただいていますが、昨日はM-shitaさんから静岡30Kの投稿が送られてきました。再び、あ・り・が・た・や!みなさん、ほんとやさすぃ~い!今週末は青梅など大会もあるので、しばらくこれで「ネタ切れブログ」からは脱却できそうです✋
さて、NORIさんの東京チャレンジマラソンのつづきをお送りします。昨日は強風の中、20キロ過ぎ、給水でサブ4集団から少し遅れたところまでお伝えしました。さて、このあと無事追いついて、目標設定タイムの4時間切れたんでしょうか???
向かい風の区域に入ったので一気に詰めることができません。
一人旅になって風除けが居なくなったので強風をもろに受けることになり元々4時間ランナーのNORIさんの力では前を追いかけるのが難しくなってきました。中々差が詰まりません。差が開かないように食らいつくのが精一杯です。苦しみましたが25Kmのラップは28分13秒でした。
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しかし、年寄りは(NORIさんは)寒さに弱くトイレに行きたくなりました。ここを逃すと次は5Km先(つまりここ同じ場所)になります。トイレに行って折り返して追い風になったら追いつこうと決めました。30Kmのラップはトイレに行ったので28分55秒。サブ4軍団も段々落ちてくる人が増え、その人たちを拾いながら集団に近づいて行きます。
なんとか追い風のうちに追いつきたい!
35Kmの折り返し近くで集団の最後を捉えたかに思いましたが、ここの給水所でまたしても差が開いてしまいました。そんなに飛ばしたつもりは無かったのですが、ラップは26分39秒!苦しい感じがしていましたが追うのに夢中で分かりませんでした。見なければ気が付かずに追いかけていられたかもしれないが見てしまった。でも見ちゃいました。急に疲労が襲ってきました。向かい風の区域で前を見ると集団は遥か彼方に思えます。差がだんだん大きくなる。
「向かい風で苦しいのは誰も同じ!もう駄目だは無し!」
「最後の折り返しは僅か6.1Kmだ。踏ん張れ!」
心を励ましたが37Kmで遂に心が折れてしまいました。ここから歩いたり走ったりを3度繰り返し40Km地点にたどり着きラップは31分10秒。
あとは歩かずに頑張ろうとヘタレた心に言い聞かせるがスピードは上がらない。最後の折り返しを過ぎ、追い風になってちょっと安心して走っていると「あと5分!」と追い抜き様に声を掛けて行くランナーがいて、走り終わったランナーからも「ギリギリだ!行けー!」と叫ばれた。
足が反応した。
しっかり走り出した。追い風にも乗ってスピードがアップする。しかし、時すでに遅く42Km地点でサブ4まであと18秒、ウサイン・ボルトになっても追いつかない。でも足はさらに加速する。
ガムシャラに走ってゴール。
「すごいスピードでゴールです。」とアナウスの声が聞こえた。ゴールしてしばしボー然としているとスッタフから「最後凄かったね。」「ナイスランでした。」と言われた。ラストラップは11分52秒で4時間17秒、結果は駄目だったけど心に沁みて嬉しかった。
着替えに向かう途中で「あと5分」と声を掛けてくれたランナーに会い「どうだった?」と聞かれたので「17秒でした。悔しいなぁ。」と答えると「自分は4時間ジャストですよ。」と言って完走証を見せてくれた。「私の10倍以上悔しいですね。」と言いながら、あの時振り向きながら声を掛けずに前だけを見て走っていれば1秒早かったかもしれないのにと申し訳ない気がしたけれど、笑顔でお互い残念だったねと言われ、その笑顔がとても爽やかだったので「そうですね。」といって手を振って別れた。とても良い気持になれた。
最後の最後に少し頑張っただけなのに、悔しさや情けなさの中に10%程、暖かい気持ちをもって家に帰ることができました。こういう経験をしながらいろいろな思いを重ねて、柴又100Kへと道は続いて行きます。
第三章はもうすぐ、青梅です。
うわ、4時間00分17秒!惜しかったですが、強風の影響が大きかったのでは。そして4位入賞おめでとうございます!LINEでは「15人ですよ。へたれたしね」と謙遜していらっしゃいましたが、4位は4位、おみごとです。それにしても、声をかけてもらったランナーとのゴール後の会話、いい話ですねぇ。みんな自分と向き合いながら、自分と戦ったからこそのこの会話。
ということで、NORIさんお疲れさまでした。今週の青梅はお供させていただきます。お互い、がんばりましょう!