【緊急インタビュー!】白羽1stアルバム「白白」リリース直前! 約4年のブランクを経てワンマンライブを控えた彼女の“いま”に直撃
モデル・タレントとして活動する、しらいの音楽プロジェクト「白羽(しらは)」。ノスタルジックな和調サウンドにポップスやエレクトロをミックスした独特の曲調、そして少女らしい白羽の歌声が掛け合わされた唯一無二のヒーリング系楽曲が支持を集めている。
2月14日に初のフルアルバム「白白(しらしら)」の発売が決定し、さらに3月4日には彼女にとって約4年ぶりとなるワンマンライブが控えている。今回はそんな彼女にアルバムに関してはもちろん、活動を通じて伝えたいことや近況のことなど、彼女の“いま”を緊急インタビュー。
写真:飯田エリカ
自身の変化と「白羽」としての活動
―――白羽として活動を始めたきっかけは
私自身、中高時代に学校や友達関係で辛い思いをした過去があって、その背景を引き継いでこれまでちょっと暗くて内向的な女の子「しらいちゃん」として活動してきました。でも、応援してくださる方々のおかげで自分に自信がついたこともあったし、アイドルやモデルなどの活動の幅が広がったこともあり、友達もできてきたし、楽しいこともあったりして、ずっと辛いままでいなくていいんだって気付いたんです。
グループを離れてからは、モデルやトークイベントなどで活動を続けていたのですが、このままでは応援してくださる方に、なかなか新しい面を見せられないと思っていました。そこで再びステージで歌ってみたいとなったときに、次は暗さを前に出すのとは別の形で活動がしたいと思って。そこで昨年5月から「神様」をテーマにしたアーティストとして「白羽」の活動を始めました。
活動を始めて9ヶ月くらい経って改めて、「白羽」は「しらいちゃん」がプリキュアみたいに変身した形態なのかもな、と思うようになってきました。「しらいちゃん」自身は、いまでもやっぱり暗い部分がある女の子なので、例えば何かで悩んでいるファンの子を救いたいと思ったときに、「暗いところに一緒にいるよ」と慰めていたんです。でもそれって結局その子の辛い状況は変わらないんですよね。だからこれからは白羽の活動を通して、その子の心に少しでも光を与えられるような、神様的存在になりたいです。そんな自分自身の心境の変化もありました。
―――白羽として目指すものは
神様というと、地位的に全員の上に立つ存在になりたいのかと思われることもあるんですけど、そうではないんです。ファンの方たちが私のことを考えたときに、救われた気持ちになれるような存在を目指しています。ファンにとってだけの神様をやりたいんです。それは同時に、ファンだけが私を神様にできるということであり、みなさんがいて初めて白羽という存在が意味を成します。
1stアルバム「白白」について
写真:飯田エリカ
―――タイトル「白白」の意味とは
「白白」は「少しずつ夜が明けていく様子」という意味です。前のグループを卒業してからも、しらいちゃんとしてはずっと暗い女の子のイメージがあったと思います。個人で開催していたイベントも「しらいちゃんの冥々」っていうタイトルだったりして…、冥々というのは暗い様子っていう意味なんですけど。でも白羽の活動を始めてから、その闇がだんだん明けていくようなイメージがあって、いまの自分の心境にも合うタイトルだと思っています。
―――収録曲「麻酔のように」では作詞にも挑戦されたとか
ファンの方々には、私がツイッターで発信している独特の言葉遣いが面白いと言ってもらえることが多くて、以前から私が作詞した曲を聞いてみたいというお声は頂いていたんです。
―――曲のテーマはズバリ
“私が最近悩んでいたこと”を、LASTorderさんと一緒に詞にしていただきました。
「しらいちゃん」って、SNSに自撮りを載せたり、フォロワーの方とコミュニケーションを取ったりもするので、イベントに足を運ばなくてもインターネット上だけで楽しめてしまう部分があると思うんです。あるとき、私のSNSはチェックしながらも実際に現場にきたり、コンテンツを買っていただいたりはしていない人から、「永遠にかわいい存在でいてね」というようなコメントをいただいたことがあったんですけど、それがモヤモヤして悩んでしまった時期がありました。
例えば私のイベントに会いにきてくれたり、ライブを見たうえで言葉をかけてくれるなら、精一杯のかわいい姿でお返ししようと思います。でも実際に現場でお会いしたことがなかったり、活動を追いかけていない人からずっとかわいくいてほしい、と言われると重荷になってしまうし、だったら私がかわいく人前に立っているところに会いに来てほしい(笑)。この曲は、そういうみなさんへの挑戦状なんです。
―――注目の楽曲は
「都市伝説」という曲です。これまでの曲とは違ったテンションで、まだライブでも披露していない曲です。3月のワンマンライブでお披露目するので、どんな反応を頂けるのかすごく楽しみです。
白羽の楽曲は、「神聖さ・神々しさ」というメインテーマを置きつつ、トラックメイカーの方々にいろんな視点から曲を作っていただいているので、曲調のバリエーションもかなり広いと思います。私の意思や意見も汲んでもらいながら作品作りができていますし、こんな環境をサポートしてくださるスタッフのみなさんには、本当に感謝しています。
ライブの雰囲気も全く違うものになっています。グループ時代は病んでる内面を見せるようなスタイルでしたけど、いまは「ぱやぱや」とか一緒に盛り上がれる曲もあったりします。かわいい振り付けもたくさんあるので、ぜひ注目してほしいです。
―――毎回デザイン性の高い衣装ですが
今回のジャケット撮影で着用した衣装はファッションブランド「ha | za | ma(ハザマ)」さんの作品です。巫女さんのような神聖さがある衣装なので、白羽の神々しい雰囲気が伝わればと思って選ばせて頂きました。
いまステージで着ている衣装は「MIYA NISHIYAMA」さんに制作をお願いしました。“オリエンタルな神様みたいな感じに”、というすごくざっくりしたリクエストをしてしまったんですけど…なんとも素敵な衣装に仕上げてくださいました。
私はモデル活動もしているので、撮影などでご一緒したクリエイターの方々と、こうして音楽活動の方でもお仕事できることが嬉しいです。こういったコラボは今後も続けていきたいと思っています。
MIYA NISHIYAMAの衣装
写真:飯田エリカ
しらいちゃんの近況
―――最近プライベートで楽しんでいることは
パフェにハマっています。ツイッターでは「#パフェには終わりが来る」というハッシュタグをつけて、その様子を投稿しています。
きっかけは友達と大きいパフェを食べているときに「こんな大きくても、食べ進めてたら終わるんだね」みたいな会話をしたことでした(笑)。そこから、ものごとに“終わりが来る”という事象にハマってしまって、空になったパフェグラスもかわいいと思うようになりました。
もともと甘いものはあんまり好きじゃなかったんですけど、パフェって混ぜると味が変わるし、甘いものの中でも意外と食べやすいんですよね。そのうちに食べる頻度も高くなって、いまは月に10個くらいは食べています。多いときは一週間に5個とか(笑)。もう甘いものは克服してますね。
―――お店探しはどうやって
SNSで詳しい方が紹介されているパフェ情報を参考にしてお店に行ってみたりしています。予定のついでにその場所で食べられるパフェを検索したり、最近は私の活動を見た友達がオススメのお店を教えてくれたりもします。
―――最近食べたなかでオススメは
栃木県の「パレット」というお店のパフェです。西武池袋本店で開催されていた、各地のおいしいものが集まる「味の逸品会」というイベントで出会いました。大きなスカイベリーが乗ったパフェなんですけど、パフェグラスのデザインにもこだわりがあって素敵なんです。
白羽の今後
―――3月4日に生誕ワンマンライブを控えているそうですが
実はワンマンライブを開催するのは約4年ぶりなんです。ブランク期間中に体力や筋力が落ちてしまったので、いまはレッスンやトレーニングを頑張っています。ワンマンまでにはいい状態に仕上げたいと思っています!
スタッフさんには白羽のデビュー当時に比べると、動きや声の出かたがすごく変わったと言ってもらえるんですけど、私自身では「もっとやれるはず」といつも自分を叱っています。
―――今後やりたいことは
アルバムリリースやライブなど、順調にやりたいことが叶っています。いまはライブに向けて、やるべきことをちゃんと頑張りたいです。
【アルバム販売概要】
白羽「白白」
2020年2月14日発売予定
販売価格:3,300円(税込)
※ライブ等での手売り・公式通販およびヴィレッジヴァンガード限定店舗にて発売
(渋谷、京都新京極、名古屋、高円寺、大阪アメ村、オンライン)
※ヴィレッジヴァンガードについては、渋谷店で2/22にリリースイベント開催
【楽曲ラインナップ】
CULT 作詞/作曲/編曲:yuigot
ホワイト・アウト 作詞/作曲/編曲:yuigot
猫も杓子も 作詞/作曲/編曲:Misumi
千年前と同じ夢 作詞/作曲:ニンドリ 編曲:ニンドリ、にじいるか、ナガリョウ
フロム天上 作詞/作曲/編曲:yuigot
ぱやぱや 作詞/作曲:ニンドリ 編曲:ニンドリ、にじいるか、ナガリョウ
熱帯域 作詞/作曲/編曲:LASTorder
麻酔のように 作詞:LASTorder、しらい 作曲/編曲:LASTorder
都市伝説 作詞/作曲/編曲:Avec Avec
ふるえるゆめ 作詞/作曲/編曲:Kabanagu
Veil 作詞 : NIERIKA、yuigot 作曲/編曲:yuigot
【リリースライブ情報】
2020年2月14日(金)「白羽の矢 vol.03」
at 渋谷Glad
OPEN18:30 / START19:00
前売2500円 当日3000円(ドリンク別)
出演:白羽/電影と少年CQ
購入ページURL
https://eplus.jp/sf/detail/3197180001-P0030001
【ワンマンライブ情報】
2020年3月4日(水)白羽 生誕ワンマンライブ
at 渋谷Glad
OPEN19:00 / START19:30
前売3000円 当日3500円(ドリンク別)
購入ページURL
https://eplus.jp/sf/detail/3217900001-P0030001
白羽の詳細はこちらからチェック!
https://www.shiraha.info
text_ Kyoko Kanayama