vivify

着かた、生きかた/服を買うなら、捨てなさい/おしゃれのちから/世界ファッションデザイナー名鑑

2020.02.12 05:37


こんにちは!

毎日手に取りたくなるお洋服を

セミオーダースタイルで。

ハンドメイドビビファイ田中恭子です。

(ただいまオーダーストップしております)


独学でminne.Creemaで

たくさんの方にお洋服を

お届けしてまいりましたが、

もっと

おひとりおひとりに寄り添う服

シンプルで長く愛用出来る服は

お直ししたり染め直したりしたくなって

大好きな洋服ばかりが並ぶ

ミニマルなクローゼットを作り出し

そんな考えの方が1人でも増えたら

結果として地球も長持ちするんじゃないかな。

そんなふうに考えるようになりました。

知識を高めて、自信を持って

皆さまにご提案出来るように

今年はオーダーをストップして勉強し、

「私の、いま考えること」を綴っています。


固くなりましたが、

ゆるっと楽しく参ります( ˶˙ᵕ˙˶ )


◎◎◎


今日は 最近読んだ本の中から

おもしろい本を選んでみました。


4冊紹介します。

よかったらお付き合い下さいー。


◎◎◎

地曳いく子さんの「着かた、生きかた」


最近、ミニマリストの方の動画を

観ることが多くてかなり影響を受けて

家の中を整理しているのですが

そんな方たちは服も相当ミニマルに過ごしていらっしゃる。

こうならなきゃいけないのかなーって

どこかで思っていて、でも何かが引っかかる。

「私はこうはなれないのかな」

「私の『好き』はムダなの?」


そんな時にこの本で地曳いく子さんは

「服を減らすのは、自分のおしゃれのアウトラインを絞り込むため。」

「とにかく減らして最小限にするのがベストという意味ではありません」


うんうん、

なんだかスッキリしました。


自分が好きなものを心地よいと思える分だけ

揃えていれば良いのだー!

当たり前のようだけど、こうして自分の指針を明らかにしていくことって大事だな。


ボトムを上げる、という考え方も書かれていて

ファッションで言うと


○誰にも見られたくない服を捨てる

○家から1歩も出られない服を捨てる


アハハ、なるほどー。

40代コーデにも大事な要素だなぁ。



◎◎◎

地曳いく子さんの本は だいぶ前に新幹線に乗る前に

何か読む本ないかなーと

探していて出会った

↓の「服を買うなら、捨てなさい」がはじめて。


クローゼットに服が現在パンパンなの!

という方におすすめの本だろうな、

と思います。


私は自分の好きな服がなんとなく分かっているから

幅広いジャンルの服がわちゃわちゃ

というわけではなかったのですが、

服の減らし方について

とても勉強になった本でした。





◎◎◎

それから、私のお客さまの中には

マダムたちもたくさんなので、

「おしゃれのちから」石田純子さん天才だな。

↓この本は学ぶべきことがたくさんでした。




60代70代80代の方が常識だと思って

当たり前のようにしてきた着こなし方を、

少し変えるだけで頑張りすぎない若見えする着こなしに変えることができる

魔法のような本でした。


いいのいいの、私は。

と言っていつも同じような服を選んでいる

わが母親にも新たな挑戦をしてもらいたいなぁ。

実験台になってもらおうかな!笑




◎◎◎

最後は、

「世界ファッションデザイナー名鑑」


どーーん、と分厚い本。

全部読みました。2回。笑 おもしろい!


Instagramにも書かせてもらったのですが

私の中に ブランドものなんて興味ない、

そんな高いの欲しがる意味がわからない、

という考えがなぜかすごくすごく強くて

わざと避けて通っていた感じでした。


しかし、有名ブランドには

ちゃんとした歴史があって、

流行る理由もある。

考え方がとてもいいな、と思える

デザイナーにも出会えました。

知らないだけなのに、

ブランドをバカにしてた私。

バカは私だった。

○フランスの馬具工房だったエルメス。

1937年から作られているエルメスのスカーフ、

1枚1枚スクリーンプリントで

四辺は手作業でまつられてるみたい!

知ってましたか?


○グッチも馬具店からスタート。

ベルボーイとして働いていたときに

たくさんの良い旅行鞄を目にしたことで

のちに鞄の店を出すことに。

人生、無駄な経験はひとつもないな!


○バレンシアガっておしゃれな私の甥っ子も

身に付けていた気がするんだけど、

実はファッション界のカリスマ!

ファッション界のミケランジェロ!

って書いてある!笑

私が生まれる前に亡くなっているデザイナーなのだけど

シャネルやディオールからも崇拝され、

ジバンシィ、ウンガロ、クレージュが弟子。

とにかく「決めては生地」らしいです。


○1番好きだなぁと思ったのはジル・サンダー。

職人気質のドイツ人で、

グレーが得意、シンプルデザイン。

「less is more」(足りないくらいがちょうどいい)

のちにプラダに買収されるのだけど、

提案される素材に妥協出来ず、

ブランド名はあげるけど私は退任します、

って言っちゃう頑固者!



有名デザイナーはみんなが

自分の中の正義を貫いている。

貫きすぎて、食べていけなくて

亡くなった人までいる。。壮絶だなぁ。


じゃ、ブランドもの、買いましょうか、

とはいかないのだけど

全く寄り付くことがなかったブランド店。

歴史を感じながら、見せてもらおうかなー

と思いました。




ちょっと長いブログになってしまった。


いま、実は次女インフルエンザB。

世の中はコロナウイルスで

(正式名称がCOVID-19になりましたね)

マスクがないっていうのに、次女よ。


皆さまもどうか健康でお過ごしくださいね。