理系科目の指導における注意点 #雑記
理系の科目を指導していて私が最も注意する点は
"指導レベル、粒度"
です。
ある現象を説明するということは実はそんなに簡単なことではありません。
例えば"電流"を例にとりましょう。
小学生レベルでは川や心臓などの働きを例に概念的な電流の説明をします。
中学生レベルでは電子の流れから電流を説明します。
高校生レベルでは電界、静電気力などから電流を説明します。
まさに上記の指導粒度が非常に重要になります。
この粒度を間違えると、話だけが長く、難しい単語を羅列し、自分の知識をひけらかすだけの授業となります。
逆に粒度が荒く、説明が不十分な講師も多々います。
私は、学年および生徒のレベル感、志望校に合わせこの粒度を調整しています。
こういったことができることはまさにExcelsiorの授業の強みです。
私は、集団塾でも指導にあたっていますが、どうしても集団塾ではtop層に合わせたカリキュラムになります。付いてこれない生徒がいることが分かりながらも授業をせざるを得ないのです。
塾に行っているのに、成績が伸びない
そう行った生徒の原因の一つはこの学習粒度にあると私は考えます。
理系問わず文系科目でもそうのはず。
無駄を省き、必要なタイミングで必要なレベルの授業を展開することは集団塾ではなかなか難しく感じます。
Excelsiorの強み、個別の強みはこの部分に強くコミットできることでしょう。
また粒度の調整には、細かい粒度まで理解している造形の深さも重要になります。
Excelsiorの講師メンバーは大学入試をメインに行ってきたメンバーで構成されています。実はこう行った組織は非常に珍しいです。
元、現大学受験講師が小中高生それぞれに合わせた授業を行う。
我ながら講師が集まった際、それぞれの講師の造形の深さや個性の強さに驚きます。
話が変わりますが、数年前の京都大学の数学問題が小学生レベルの知識でも解ける問題が出ていました。思考の粒度も重要になりますね。
Excelsior