嵐の前の静けさ・・・?
さて、日替わりで自作をアピールしたりしてきた一週間。
ついに企画の作品公開前夜となりました。
そこで本日のNEWSは、西条さんとわたし谷崎がそれぞれの作品についての質問に答えるという感じでお届けします。
質問は全部で5つ
➀公開前日ですが、今どんな気持ちですか?
②今回の書き下ろしを書いて楽しかったですか?
また、今のところの「一番楽しかった場所」をこっそりおしえてください。
③逆に苦労した部分がありましたら、それも・・・。
④書き下ろし作品の押しポイントがあれば教えてください。
⑤読者さんへ一言お願いします♡
西条彩子
西条彩子です。コラボ前最後のニュース、ということで、
谷崎さんからこんな質問が送られてきたので、答えてみました!
➀公開前日ですが、今どんな気持ちですか?
ドキドキワクワクでちょっぴりオドオドです、いろいろと。
これだけ前から告知をして、お互いの作品読んでね! ってするのは初めてのことなのもあって、ご期待に添えるかな、でも我々はすっごく楽しんで書いてるんだ、というそれ。
谷崎さんのファンの方にしてみたら異物である私の作品のキャラクターが入ったことで生じたものが、どれだけ受け入れられるだろうか、というそれ。
でもやっぱり、ドキドキワクワクのほうが強いです。
②今回の書き下ろしを書いて楽しかったですか?
また、今のところの「一番楽しかった場所」をこっそりおしえてください。
そりゃあもう楽しいしかないですね!!! 現在折り返し地点まで書き進めてますが、常にるんるんで書いております。
「一番楽しかった場所」を決めるのがすでにむずかしいほどです。
でもあえて挙げるなら……。 最初、谷崎さんちの子との絡みの感じを掴むために、冒頭ほとんどそっちのけで、最初の見せ場となる緊縛シーンを相談しながら探り探り書いていた時。あれは本当に面白かった。
彼女はこんな言動する。すると谷崎さんが、彼はこう返す、と教えてくれる。
それがまず自分の思い通りじゃない。ゆえに、いろんなところに越えようとするための化学反応が生まれる。
その妙味が本当に楽しかったです。
③逆に苦労した部分がありましたら、それも・・・。
これもやっぱり緊縛シーンの、それも二回目。うちの女王様が手こずっている状態というのが、非常に珍しいんですよね。
どう乗り越えよう、乗り越えさせる道筋はなんだろう。そんなことをずっと考えていた気がします。
でも、頑張って書くと、谷崎さんが褒めてくれるので頑張りました。
苦労になかなか見合ったものになっていると思います。
④書き下ろし作品の押しポイントがあれば教えてください。
それはもう、新キャラなのではなかろうか……!
もともと谷崎さんちの子なのですが、この方とうちの女王様が過去に関わりがあったとしたことで、物語に厚みと説得力が増しました。そしてこれが、単なるショートストーリーに留まれなくなった大きな要因なのではと思います。
相変わらず元気にみんなを振り回す結衣子も魅力です。見守る立場になった瑛二も、がんばり屋さんなルカも、男前増した稜も、いい感じに仕上がりました。
⑤読者さんへ一言お願いします♡
さて、予習はお済みでしょうか。
四作全部読んだらだいぶお疲れでしょうけど、これからが本番です。
谷崎文音と西条彩子が送る、書き下ろしストーリー。 緊縛というフェティッシュな世界に生きる者たちをそっと重ね合う……はずが、気づけば体当たりになったコラボレーションが、二月十四日から始まります。
互いの実力がかけ離れていたら、作品への熱量が違ったら、信条や価値観にすれ違いがあったら、このコラボは実現しなかった。
緊縛において大切な、双方「同意」の元で生まれたこの二作品。お楽しみいただければ幸いです。
谷崎文音
➀公開前日ですが、今どんな気持ちですか?
「ついに始まる」です。
企画が立ち上がったのが昨年末、それから西条さんとお話の流れを決めたりしているうちに二か月が過ぎていた、という感じです。
また「ドキドキ」ですね。どういう反応が返ってくるか恐々となっています。
西条さんの作品がお好きな方々、どうぞお手柔らかに・・・。
②今回の書き下ろしを書いて楽しかったですか?
また、今のところの「一番楽しかった場所」をこっそりおしえてください。
とても楽しかったし、めっちゃ楽しいです、といいうかとても楽しすぎてつらい(笑
カキカキしないで西条さんとネタを出し合いたいと思う気持ちと、その場面を書きたい気持ちがぶつかり合っています。
いまのところ書いてて一番楽しかった場所は、渡海と歩のドイツ編といいたいところですが・・・。
結衣子女王サマと渡海が初めて顔を合わせるシーン。ああ、この二人、絶対喧嘩口調でいく・・・絶対いく・・・と確信した場面です。そこにくすっと笑えるシーンもあり。
お互いの作品三話目、だから2/16日曜にはその1/3が公開になります。
③逆に苦労した部分がありましたら、それも・・・。
渡海さんの過去と、結衣子と対峙したときの心理描写。
渡海さんの過去は、イヴを書くときある程度決めていたんですが、それを掘り下げる部分がかなりあって苦労しました。
また、結衣子との絡みは、彼のそのときの状況をしっかり把握しておかないとつじつまが合わないんで、そこもかなり苦労しました。
④書き下ろし作品の押しポイントがあれば教えてください。
イヴでは出さなかった渡海さんの過去と言いたいところですが、それよりも西条さんちの結衣子登場でそれぞれの過去が動き出すところですね(いろいろ教えたい
特にこちらとあちらで見せる顔が違う方が居ますので、楽しんでくれたらいいなーと思ってます。
⑤読者さんへ一言お願いします♡
イヴで渡海さん視点を入れたんですが、それでもまだルイさんとの関わりなどすっきりしない部分があったと思います。そういったものをほぼほぼ書き切る予定ですので、恋愛作品・官能作品と言って良いのか、わたし自身悩む内容になりました。しかし、官能の部分では西条さんがしっかり書いていますので、そちらと併せて楽しんでいただけたらいいなーと思います。
西条さんとも話したのですが、今回の企画は書き手であるわたしたちはもちろん、女王シリーズやイヴシリーズを好きだといってくれる読者さんへ向けて書いています。決して万人受けは狙っていません。むしろ刺さる人に刺ささればいいというなんともわがままな企画です。
それでも楽しんでいただけると、西条さんも私も泣いて喜びます♡
一か月毎日更新ですが、最後までお付き合いいただければ嬉しいです。