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aya-kobayashi-manita 's 翻訳 Try It ! ~pupils with heart~

『love changes everything』~ミュージカル『アスペクツ オブ ラブ』より

2020.02.13 20:39

Love changes everything

music by Andrew Lloyd Webber


Love, love changes everything,

hands and faces, earth and sky

Love, love changes everything.

How you live and how you die

Love, can make the summer fly,

Or a night seem like a lifetime

Yes love, love changes everything.

Now I tremble at your name

Nothing in the world will ever be the same


Love, love changes eveything.

Days are longer, words mean more

Love, love changes everything.

Pain is deeper, than before

Love, will turn your world around,

And that world will last forever

Yes, love, love changes everything.

Bring you glory, brings you shame

Nothing in the world will ever be the same


Off into the world we go.

Planning futures, shaping years

Love bursts in and suddenly

All our wisdom dissapears

Love, makes fools of everyone,

All the rules we make are broken

Yes, love, love changes everyone,

live or perish, in its flame

Love will never, never let you be the same

Love will never, never let you be the same


愛は全てを変える


愛、愛は全てを変える

手つき顔つき、地上と空気(大地と空)

愛、愛は全てを変える

どのように生きるか、どのように死ぬか

愛、それは夏のあの飛翔のよう

もしくは、一生、夜が続くよう

そう、愛、愛は全てを変える

もはや、あなたの名に触れれば心ふるえる

世界の全てが、昔と同じようには見えなくなるのだ


愛、愛は全てを変える

日々は長く感じられ、言葉は今まで以上の事を意味する

愛、愛は全てを変える

痛みは深く、今までよりも、より深く

愛、それはあなたを取り巻く世界を一新する

そうして出来た世界観は、永遠のもの

そう、愛、愛は全てを変える

勝利をもたらし、恥ももたらす

世界の全てが、昔と同じようには見えなくなるのだ


二人で、行くべき所へ、旅立とう

未来を描こう、一年を想像しよう

愛は、突然に落ちるもの

世の中の良識など消えて

愛は、皆を道化にする

作り上げた法則など役に立たない

そう、愛、愛は全てを変える、

その炎の中で、生きるか、滅するか

愛を知れば、必ず、必ず、誰もが同じではいられなくなる

愛を知れば、必ず、必ず、誰もが同じではいられなくなる




訳してみて:ミュージカル『アスペクツオブラブ』は、劇団四季によって和訳で上演されていて、歌いやすいように綺麗に五線譜に日本語がはめこまれているが、相当意訳されている。まずタイトルは、直訳すると『愛の要素』になってしまうので(劇団四季による舞台タイトルは、そのまま『アスペクツ オブ ラブ』とカタカナ表記)、これでは、原題が持つ、それこそロマンチックで詩的で、様々な視点で語られそうな"要素”が、なんだか非常につまらないものに見えてしまう。本文の和訳も、そういう訳で、直訳だと、オリジナルの良さが伝わらなさそうだという事で、又、直訳を五線譜にのせる限界もあるかもしれないし、更に、日本人の五感に訴えかけるわかりやすい内容にするためもあるだろうが、劇団四季独自ともとれる意訳となったのかもしれない。(まるで、あの、ミュージカル『サウンドオブミュージック』で歌われる『ドレミの歌』が思い切り日本人向けに、全く別の内容の歌に変わったように・・・?)

 実際に、日本語を選ぶのが非常に困難だった。「わかる人はわかる、わからない人はわからない」的な、感覚の問題、個人個人の視点の問題、というような世界観であり、やはりこれは、原語のまま楽しむ方が素直に感動できるのかもしれないが、だからこそ、シンプルな中に、訳しがいがあった。あまり恋だの愛だの言われても大袈裟だよ、というような感性の方にもわかりやすいような意訳を心がけてみた。

 又、何故、今回、このナンバーにトライしたかというと、メロディーの美しさを紹介したかったからだ。特に、私が個人的に、淡々とした旋律積み重ねが徐々に膨らんでゆく、という風な運びの曲に心酔するらしく(『カノン』『ボレロ』のような)このナンバーも、まるで日々の繰り返しの営みの中に、さほどドラマティックな程でもなく、ふと、さり気なく愛の風がつむじ風のように自身の身をさらっていったよ、そして、その前と後では、世界が一変して見えたよ、とでもいうような、余計な旋律をそぎ落としたシンプルさで、それなのに胸打つ感動を呼び起こす。

 最後に、"Love"を"愛”とするか″恋”とするか・・・劇団四季さんは、”恋”にしているが、発音の問題で、発声しやすいからかと思っていた。しかし、今回訳してみたら、ひょっとしたらこれは”愛”の感覚より、”恋”に近いのかもしれない・・・”Love"というヴォキャブラリーしかない英語に比べ、日本語の豊かさ、繊細さも感じる。