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お あ げ

『のび太』という生きかた

2020.02.14 03:53

今日ご紹介する一冊はこちら

横山 泰行さんの著者、”『のび太』という生きかた”について書いていきたいと思います。


のび太のイメージと言えば、『ドラえもんの道具に頼ってばかり』『いつもジャイアンに

虐められている』『泣き虫』『ぐうたら』『運動が苦手』『テストはいつも0点』という

あまりポジティブなイメージではないですよね。

しかし、そんな『のび太』は将来、ヒロインのしずかちゃんのハートを射止めて結婚する

んです。一体どこで人生の大逆転をしたのでしょうか。

『ドラえもん』のストーリーには、必ずといっていいほどひみつ道具が登場しますよね。

例えば、『必ず当たる手相セット』の場合、初めは手相がピッタリ当たるが、そのうち

ハズレばかりになる。のび太は『手相なんか気にしているときりがない。僕なりに頑張

るよ』と宣言し、ドラえもんから『偉い!のび太くん』と激励(ゲキレイ)されるんです。

ひみつ道具は、初めのうちはうまく機能してあらゆる問題を解決して、のび太に期待

を抱かせるんですが、最後には問題解決にはならないという結果で終わります。

どの作品でも、のび太は必ず自分で試行錯誤(シコウサクゴ)しながら問題に取り組んでいます

。のび太にとって、ひみつ道具とはあくまでも『自分の長所・優しさ』を引き出すきっか

けなんです。

のび太は苦手なことを先延ばしにする癖がある。しかし、最終的には目の前の問題を解決

する行動を起こし、乗り越えます。ひみつ道具を使って苦手な問題を克服した経験がたく

さんあり、その都度、爽快感や達成感を体験してます。

『ドラえもん』の作品は、パワハラ、虐め、不登校、自殺志願、環境問題などの現代社会

が抱える問題をカバーし、のび太の行動、思考から導ける、上手く生き

るためのメソッドを紹介していると思います。

他にも例えがあり面白い一冊です。