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Repair Studio

こ、腰が・・・。

2016.05.03 16:20

こんにちは。


名古屋店の佐藤と申します。


今日は、こんなのを。

かかとの内側の革が破けてしまっています。


この部分、「腰裏」と呼びます。


なんで腰なんでしょうね?

「腰革の裏側だから腰裏」なのですが、説明になってない(笑)。


でもなんとなく納得してしまうようなしないような。

(靴の部分の呼び方やら、職人コトバは面白いのが多い。)


さてさて、腰裏がこんな状態になってしまったら、我々の出番です。


破けたところに革を当てて、履き口(トップライン)に沿って縫いとめます。


結構、よくある修理です。


腰裏が破ける原因の一番は、サイズが合ってないこと。

特に靴が大きめだと、歩くたびに足が靴の中で動いてコスれ、腰裏が傷みやすくなります。


サイズの合ってない靴を履いている方、案外多いのではないでしょうか。

(靴のサイズは、本当に難しいです。)


あと、「靴べら」です。

靴べらを使ってくださいね。


靴を履くときに、靴べらを使うようにすると、カカト周りの傷みが劇的に減ります‼️


靴を永く綺麗に履くコツのひとつです。


私自身、この仕事に就くまで、靴べらなんてほとんど使ったことなかったのですが、今では、靴べら無しで靴を履くとき、罪悪感にさいなまれます...。


サイズの合った靴は、靴べらがないと履きにくかったりしますしね。


靴べらは靴へのおもいやりです。


ということで、靴の「腰裏」と靴のサイズと靴べらのお話しでありました。


ご参考までに m(_ _)m