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ヨーガのある暮らし

インド留学記: 教員向けヨーガワークショップ

2020.02.14 15:11

こんちには、

こちらは冬が終わりにさしかかり、日中の気温が徐々に上がってきているように感じます。

 

最近のプネー大学は、イベントが目白押しです。

毎日のように各学部でカンファレンスやワークショップが開催されています。

 

先週土曜日2月8日には、こちらプネー大学体育教育学部ヨーガ学科主催のワンデー・ワークショップが開催されました。

 

対象は、インド政府管轄の小学校の先生です。

 

先日も少し触れたように、インドの学校でも様々な問題が起こっています。

生徒の中で、犯罪となるような行動を起こしたり、鬱や不安症といった心身症も当たり前のようになっているのが現状。

 

そしてこれらの問題の背景に「感情を上手くコントロールできない」ということが挙げられます。

 

では…「感情のコントロール」についてどう対処すれば良いのでしょうか???

教師が生徒に「怒りをコントロールしなさい!」と口頭で指導したらからと言って、すんなりと感情コントロールが出来るでしょうか?

 

本人もそれが出来ずに困っているはずです。

感情をさらに無理やりに抑圧し、それがさらに大きな行動となって現れる危険もあります。

 

そこで、この感情コントロール問題について学校としてどう取り組んで行けば良いか???

現状インドでも感情コントロールについてのカリキュラムはないとのこと。


さて、ここで一つの方法があります。

その方法は練習を継続することによって、自己への気付きを高め「感情コントロール」をサポートしてくれる、、、


そうです、「ヨーガ」です。

 ヨーガをぜひ学校の教育に取り入れようではないか!ということで、教員対象に、小学校でのヨーガ指導のためのワークショップを開催したという訳です。

 

しかしこの文面、どこかで見た事がある方もみえるかもしれません。

Kdhamでは、「ヨーガと価値教育」として、長年ボーデー先生が教鞭をとっておられる教科です。

2009年にMORARJI DESAI INSTITUTE OF YOGAから論文も出されています。

 

Kdhamでは既に教師向けの1週間ワークショップは定期的に開催されています。

しかし今回のワークショップ担当講師によると、大学規模においてこのような教師向けワークショップが開催されたのは、少なくともプネーでは初めてとのこと。

このような論文が10年後現実となって、ヨーガが教育現場で認知され、活用されるようになっていっているというのは、なんだか感慨深いように思います。

 

内容はというと、午前中は講義、お昼前に実習、修了書の授与があり終了。

実習では、小学生向けにアレンジしたプロトコロールを提示。

今回は初回のため、時間、内容ともにシンプルなものでしたが、今後はより充実したものになっていくと思います。

 

私たちMAの生徒も、開会セレモニーの際に、組み立て体操のようなヨーガを行い、ワークショップに華を添えました。

 

今後のヨーガの動向にも目が離せませんね。



さて、日本人のkdhamオンラインメンバーの方々は、インドでのスクリーニングまであと2週間ですね。

皆様とお会いできるのを楽しみにしています。

くれぐれも体調管理、気をつけて下さい。

 

こちらはプネー大学の文化祭での一コマ、、、半分は権力による強制参加でしたが、、、日本の文化を少し紹介できて良かったように思います^_^