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ずっと自分より他人を優先して我慢し続けた女の子(クライアント体験)

2020.02.15 02:46

クライアントの女性は40代。

顔に生気がなく、疲れている様子でした。


お金がないことで苦労されているということで

この現状をなんとかしたいということで

受けに来てくださりました。


詳しくお話を聞くと、

インナーチャイルドの要素が出ていたので

インナーチャイルドヒーリングを受けて頂きました。


初めに出てきた子どもは4歳。

保育園で同じ組の男の子から

いじめられている場面でした。


その男の子は頭を叩いたり、

悪口を言ってきます。

すごく嫌だし、悲しい気持ちになっています。


でも、やめて!とは言えない。

親にも言えない。

なぜなら、言ったらもっとひどい事を

されるんじゃないか?という怖さがありました。


子どもの彼女の選択は

その出来事をずっと一人で

我慢していることでした。


場面が変わって

同じく4歳の体験で、

バレー(踊る方)の練習をしている場面です。


彼女は元々バレーはあまり好きではなく、

親に言われてクラブに入ったようです。


そのクラブでも年上の女の子たちから

いじめられました。

「あんたはヘタだからうまくならない!」

「やめちゃえばいい!」

「ブス!」

と悪口を言われました。


やめたい?と質問すると、

「やめたいけど、

私がやめちゃうと、友達の〇〇ちゃんが

一人で通うことになるし、

〇〇ちゃんのお母さんと私のお母さんが

仲が悪くなっちゃう」


彼女は自分の気持よりも

他人を優先して我慢することを

更に選びました。


その後、彼女は

ずっと誰にも言わず、

我慢することを覚えていきました。


何か嫌なことがあると

「耐えること」

「我慢すること」

「誰にも言えない」が

徐々に信念へと固定化していきました。




信念になると

次から次へと

そうなる現実が起こしていきます。


いじめは何度も続き、

彼女は心の殻に閉じこもるようになりました。


大人になっても引き続き、

その信念は強化されていきました。


ついには家族の借金を負うことになりました。


結局、耐える、我慢するの

自己犠牲は自分自身が気がつくまで

自己犠牲のドラマを

演じ続けなくてはなりません。


彼女がずっと気づけなかったからこそ、

借金という大きなテーマに

移行したのだと思います。


そして耐える、我慢するの自己犠牲は、

肉体的にも、動悸、けだるさ、

背中や腰などの痛みなどとして出てきました。


彼女が4歳の自分とお話をされたとき

耐え忍んでいた子どもに

ずっと可哀想なことをしたと感じました。


大人の視点でこの子を癒やしたい

守らないとと思えることが大事です。


子どもは

「いじめられたことが一番嫌だった。

楽しくないし、悲しいし、笑えなかった。

本当はみんなと仲良くしたかった。」

と言っていました。


それを聞いて大人は一緒に遊んであげたいと思いました。

子どもが楽しんでいなかったとわかるからです。


シーソー、ジャングルジム、ブランコで

思いっきり遊んであげました。

子どもも喜び、笑顔いっぱいになりました。

自分のためだけに大人が遊んでくれるからです。


大人が抱きしめると子どもは安心し

体を預けてくれました。


大人にどうなってほしい?と尋ねると

子どもは

「我慢しないで、楽しいことをいっぱいして!」

と言ってくれました。


それを聞いて大人は

ここ何年もお金のことばかり気にして

楽しいことをする余裕もなかったと気づきました。


大好きな漫画やDVDを見ていない。

そんなことすらしてあげていない自分がいました。


「人の顔色をうかがってばかりで

いつも我慢して、いろんなことを失っていたよ。」

子どもの言葉が続きます。


普通な言葉ですが、

自分が手放した分身である子どもの言葉は

深く浸透して響いていきます。


子どもはとても素直です。

今まで辛い思いをしてきたにもかかわらず、

誰も責めようとはしませんでした。


そして、彼女は遊んだことで、これだけ楽しめるよ。

笑顔になれるよと大人に見せてくれました。


ネガティブな感情、思考、現実しか

生きていなかった大人に

無邪気に楽しめる自分を忘れないで!と

教えてくれました。


インナーチャイルドは癒やされ始めると

高い意識の視点を持つようになります。


この後、他にも色々メッセージを送ってくれました。


癒やされたインナーは大人の胸に入り

統合されていきました。

(分離していた子どもを大人に戻す)


統合されたインナーは

今度は大人を守る存在に変わます。


最後に感情のエネルギーブロック

「死にたくなる苦しみ」と、

「我慢しないといけない」

「お金は苦しみだ」という信念を外していきました。


そして黄金の光で胸を修復していきました。

スッキリして温かい、楽になった

そして、あまりくよくよ考えないことにする

ネガティブに考え過ぎていた

とりあえず楽しいことをやっていくと

言っていました。


彼女は今までのネガティブだけに

使っていた時間や労力、意識の力を

少しずつでもポジティブな時間、労力

意識の力に使おうと思うことができました。


セラピーは魔法ではないので、

これを受けたからと言って

現実の借金がなくなるわけではありません。


その人の在り方を変えていくのです。

今までは

我慢、耐えるの自己犠牲の在り方が

自分の発する自己犠牲の周波数になり、

それが磁石のように次から次へと

自己犠牲にならないといけない現実を引き寄せました。

→結局、借金を負う現実までも生み出しました。


なので、

自己犠牲の在り方を

自己犠牲の周波数(エネルギー)を

取り外すこと(クリアリング)で

自分を優先して大切にする在り方に変えていきます。


すると、本人が意識出来るようになり

自己犠牲という選択を

徐々に取らなくなってきます。


自己犠牲からの借金、

自己犠牲ではない借金とでは

重さやストレス、見方、受け取り方も

断然違ってくるでしょう。


そして自分を大切にすることで

心や思考を映し出した現実は

徐々に変わっていくと思います。


まだ彼女の中には

また違う自己犠牲のエネルギーブロックが

それに関連しているものも

いくつか存在していると思います。


また日を改めて

一つ一つ注目していくことが大切だと思います。