圓環邊蚵仔煎。私的No.1カキのオムレツ。(寧夏夜市)
台湾の夜市の人気メニューに、蚵仔煎(おあちぇん)というものがある。
蚵仔煎、ぷるんとした片栗粉か何かでできた生地の上に、たっぷりのぷりぷりのカキの身と、レタスなどの青菜(店によって異なる)をのせて焼き、その上に溶き卵をかけて、さらにひっくり返すか、説いた卵を焼いた上に焼き上がったものをのせてさらに焼くか、店によってやり方がいくつかあるようだが、出来上がりの見た目は、ガイドブックなどで「カキのオムレツ」「カキのお好み焼き」という風に紹介されているそのままだ。
上にかかっているたれも、店ごとに色も味も違い、ピンクっぽくてあまい店もあれば、茶色で甘みそっぽい味の店もあり、焼きあがりの食感とたれの組み合わせが各店の個性になっている。客の方もどの店の物が好きかで好みも別れるので、私が好きな店の味が友達はそれほど好きではない、ということもありえる。
ところで、蚵仔煎における私の好みは、カキを包む生地の部分が、卵焼きの部分も澱粉の部分も、外側がカリッとしていて、たれは甘すぎない方がいい、というものだ。たまに、適当に買ったものが生地の中も外もただドロドロだったり、カキが焼きすぎてまずかったり、たれも甘いだけだと非常にがっかりする。
色々試して見つけた私的店選びの法則は、ガスの強火で焼いていて香ばしい香りがして、鉄板が休む暇もなく焼き続けている店は、好みに合うものが出てくる可能性が高いように思う。
そして、目下のところ、今まで食べたことのある店の中で、一番私の好みにフィットする蚵仔煎を出す店が、台北市内の寧夏夜市にある圓環邊蚵仔煎だ。
人気店なので、いつ行っても結構な行列ができているので、ちょっとひるむかもしれないが、回転がとても速いので、たいてい少し待てば席に座ることができる。お店のお姉さんたちも笑顔で接客してくれるので、気持ちがいい。
並んでいる間に、作っている様子を見ることができるので、どんな風に作るのか見るのも楽しい。
下の写真は、はじめの方のカキを投入したあたり。
続いて、青菜と卵が投入されたところ。
どのメニューもお手軽価格。
蚵仔煎のほかに、蛤仔湯(あさりのスープ)もおすすめ。
蚵仔煎は一人前でも結構お腹にたまって満腹になってしまうので、夜市で他の物を食べ歩きしたい場合は、一人で一人前を食べきってしまうと、後に何も食べられなくなってしまうかもしれない。
そしてこちらが、私的No.1の蚵仔煎!!
外側はカリッとしていて、たれもばっちり私好み!!
中のカキの身も、普通の屋台の物より大ぶり。
いつもがっついて、あっという間に完食してしまう。
夜市をぶらついて他にも何か食べたいなとも思うが、例によって既に満腹。学習能力なし。
寧夏夜市は短い一本の路地が夜市になっていて、距離も短く歩きやすい。食べ物の屋台が中心で、しかもうまい屋台が多いのでお勧めの夜市の一つだ。
この夜市の入り口そばにはもう一軒、蚵仔煎の超有名店があるのだが、何時も通りかかる時には満腹になってしまっていて、まだ食べたことがないのが非常に残念。
次回食事をすることがあったら、今度こそこちらの店で食べてみたいと思っている。
圓環邊蚵仔煎
住所:台北市大同區寧夏路46號 (寧夏夜市内)
電話:02-2558-0198
営業時間:12:00-14:00、16:30ー02:00
地図:https://goo.gl/maps/Z7ETy4YnEK92
MRT雙連駅から だいたい歩いて10分くらい
がぁこ訪問:この写真は2014年7月のもの