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ゆとりらYOGA

インド・ガナガンガ紀行 ④

2020.02.16 08:06

インドから帰って1週間になりますが、実は今でも、朝起きぬけの瞬間

「あ、早朝修行!」

「モーニングティーが来る前に着替えないと…!」

と咄嗟に思っている自分がいます。

そして、背中に感じる敷布団が家のマットレスと気づいて、ああ、もう帰ってきてるのか…と。

どうも、まだ意識の半分をガナガンガに置いてきてしまっているみたいです。


ガンジス川遭難!の翌日は、修行の合間に、ガナガンガの街、というか市場に連れて行ってもらいました。

デリーのようなショッピングモールやホテルは全くなく、本当に映画で観る昭和の闇市みたいな…人も商品も埃をかぶってる感じ。乞食さんもたくさん。生ごみ捨て場にはお猿もたくさん。

さて、この旅は、前回同様に全日程ヴェジタリアン料理でして、行きのANAから「ベジタリアンオリエンタルミール(VOML)」。
道場では、とってもおいしいベジの日本食を頂き、量も、体調を壊さないように自分の中で、常に腹七分か六分くらいに心掛けて、途中まではとっても快調でした。

ところが、この日の夕飯に、皮から手作りして下さったというとっても大きな野菜餃子が出まして、これがまたおいしくて!
沢山ありますよ~の声につられて、それまでの倍量位頂いてしまったんですよ…ちょっと気が緩んでました(。>﹏<。)

で!

その日の夜中、ものごっつい頭痛で目が覚めました。腹痛ではなく、頭痛。

翌朝は、早朝からガンジス川リベンジ!の予定なので、絶対行きたい。

でも頭がガンガンで眠れない。胸のあたりも気持悪い…

前の日、極寒のガンジス川を4時間漂ったので風邪をひいたかも、と思い、とりあえずえいやっと起き出して、やっとの思いで、持って来ていた葛根湯を飲みました。
壁にかかっている、スワミ・ヨーゲシヴァラナンダ大師を見上げて、

苦しい時のなんちゃらですみません!
でも、折角インドに来たんですから、最後まで修行に参加したいんです。自分なりに頑張ってきましたんでここからはお任せします。どうかどうか!
と、手を合わせて祈りました。

その後お布団をすっぽりかぶってうんうん唸ってると…汗がどっと出てきました。

わああああ風邪や風邪や~~でも汗出切ったら楽になるかも~いけいけ葛根湯!

と思ってたら、本当に汗が引いたところでだいぶ楽になって、少しうとうと出来ました。

そしてモーニングティーの時間。
すっきりとはいかないまでも、夜中のしんどさからは回復。これなら何とかいけるかな…と少々強引に考えて熱いチャイを飲んで歯磨きをしていたら。

ら!

急に胸からぐわわわ~っと上がってきて…

一瞬で胃の中のものが全部上から出てしまいました!トイレの便器に間に合わず、洗面所一面にぶちまけてしまいまして(←描写すみませんすみません)。
あまりに一瞬の出来事で自分でびっくり!きょとん、って感じでした。
でもそれで、本当にすっきりしたんです。

これなら心配ない。ガンジス川もその後の修行もいける!大丈夫!と確信しました。
大師様に、心からお礼を申し上げました。

この先も、最後はぜんぶお任せします。どうぞ宜しくお願いします、と改めてお願いをしました。
そしてこの時から、いつも心の中の大師様を通して、内なる声を聴くよう努めました。


結局。

体調はすっかり戻り、最終日まで元気に過ごすことができました。

崩した理由も、持ち直した理由もきちんと理解しました。
その後はお薬もポカリも使うことなく帰国出来ました。

もともと虚弱だし頭痛持ちだし、環境の変化に激弱だし…

だけど出来るだけの対策をして、あとは天にお任せ!という行動の仕方をこういう形で教えてもらったんだと思います。

ぽんこつでもペラペラでも、とにかくこの車体で生きねばならぬのだ!


まだつづく