栓抜
おはようございます。
暮らし、味わう。
民藝と発酵をモノサシに
食を通して暮らしの豊かさを提案する
古民家セレクトショップ&カフェ テマヒマ
プロデューサー,バイヤーの太田 準です。
昨日は大変沢山の皆様にお越しに頂きありが
とうございました。一昨日放送のおとな旅、
あるき旅の影響は、やはりあったと思いま
す。「昨日テレビ見て来ました」とおっしゃ
る方以外に、ぜんざいとお味噌の食べ比べセ
ットを頼まれる方がいつもより明らかに多か
ったりして。器だけ、お味噌だけ、という方
が増えたのも特徴的でした。手前味噌作りワ
ークショップ開催日と重なったこともありバ
タバタしてお待たせしました方には申し訳ご
ざいませんでした。
さて、おとな旅、あるき旅の番組スタッフブ
ログがあり、そこ撮影裏話がご覧になれます
放送では全カットされていましたが、テマヒ
マでの撮影で一番長い時間話していたのは、
このブログに書かれている栓抜きのお話だっ
たのでは?とさえ思います。
斉藤雪乃さんがぜんざいとお味噌の食べ比べ
セットを召し上がってる横で、お酒好きの三
田村邦彦さんには、テマヒマの裏メニュー・
ちょい呑みセットをお出ししました。自家製
ぬか漬け、豆腐の味噌漬けなど豆皿3種と箕面
ビールのセットなのですが、いつも通り箕面
ビールの瓶とともにテマヒマでも販売してい
るヨシタ手工業デザイン室の栓抜きをお渡し
して「栓が折れない栓抜き」というご説明
を。栓が折れない、と聞いてピンとこないお
客様が多い(またはピンとくる説明を僕が出
来ていないことが多い)中、三田村さんは、
昔、栓を王冠バッチにしていたという思い出
話とともにこのスタッフブログにあるように
王冠バッチ作りを始められました。
三田村さん曰く、きっとこの栓抜きをデザイ
ンした人は、子供の頃に王冠バッチを作った
経験があって、それで栓が折れたくないと思
ってデザインしたのでは?と。
撮影後、この栓抜きのデザイナーの吉田守孝
さんに確認したところ、王冠バッチで遊んだことはあったそうですが、そういえばあった
なぁ程度で特には関連性は無いとのことでし
た(ガクッ)。
以前、その名も「宗理」というタイトルで、
柳宗理のデザインに対する考え方、モノ作り
について少し触れたことがあります。吉田さ
んは柳宗理の事務所に勤めていて独立した経
歴の方で、その考え方も引き継いでらっしゃ
るでしょうし、この栓抜きは実はその独立後
最初の作品でもあります。
工業製品ではあるものの、またステンレスと
いう素材ではあるものの、機能美とともにど
こか人の手触りというか体温をを感じるデザ
インに思います。手工業デザイン室という名
の所以でしょうか。自宅で栓を抜くというこ
と自体が少ないかもしれませんが、オススメ
な一品、いや逸品です。
おとな旅、あるき旅の番組の最後に旅のちょ
い足しというコーナーがあるのですが、それ
に倣って?番組で紹介された内容に少しちょ
い足しして今日のブログは終わりたいと思い
ます。
・三田村さんがバナナの木を仰っていたのは
芭蕉の木です。英名はジャパニーズバナナと
いうらしいのでまんざら間違ってないかも
・斉藤さんがぜんざいのお餅を召し上がった
際に玄米餅と仰ってるのは発芽玄米餅(まる
ざ発芽玄米研究所)です
・箸休めのお味噌6種類をもう少し詳しくご
紹介しますと
米味噌(島根県・やさか共同農場の白味噌)
麦味噌(鹿児島県・はつゆき屋)
米味噌(長野県・小池糀店)
豆味噌(愛知県・まるや八丁味噌)
米味噌(宮城県・仙台味噌醤油)
米味噌(高槻市・樫田こまつな会)
お味噌については量り売りをしていますが、
この中では樫田のお味噌と小池糀店の米味噌
は対象外です。
今日も11時オープンで皆様のお越しをお待ち
しております。ランチの11時半のお時間もご
予約はお二組のみとお席に余裕がございます
それでは、いいモノ、いいコト、いいトキをテマヒマで。今日もよい一日を!