【大寺史紗presents 花祀 (はなまつり)】
【大寺史紗presents 花祀 (はなまつり)】
2020年 2月28日(金)~3月11日(水)
※最終日は14:30まで
28日 20時~ オープニングパーティー
作家
大寺史紗(日本画)
スズキエイミ(デジタルペインティング)
原本悠(サイアノタイプ)
泥方陽菜(オブジェ)
三崎了(イラストレーション)
七戸優(油画)
この度Bar星男では、大寺史紗を中心とする6名の作家によるグループ展「大寺史紗presents 花祀」を開催いたします。
自らの性と向き合うパーソナルな視点に基づく大寺の日本画は、墨の多彩な表情を活かして肉体のもつ生々しさや痛み、潜在的な美しさを無装飾に描き出します。
参加作家である七戸優、スズキエイミ、原本悠、泥方陽菜、三崎了ら5名も、作品を通して異なる視点から肉体を捉えなおします。
「花祀」では作家の近作を紹介するとともに、会期中に迎える雛祭りから着想を得たインスタレーションを発表します。
雛祭りは、少女の穢れを祓うため生年月日を書いた紙の人形(ヒトガタ)を川に流す「上巳の祓い」が原型になったと言われています。
本展では、思春期と呼ばれる多感な時期に犯した罪を告白した手紙を人形(ヒトガタ)に代えて、会場に祀り上げます。会場に寄せられた200枚を超える手紙はすべて作家の友人知人によって執筆されたものです。過去の自分、恋人、友人、家族など、かつて過ちを犯した相手に向けて語られる「罪」が、鑑賞者の記憶を呼び起こし共犯関係へと誘います。
手紙という身体不在にみえる表現からも、筆跡や紙の折り皺を通して人の気配を知覚できるのは、自身の記憶を反映したイメージから身体の痕跡へとアプローチしているからでしょうか。インスタレーションによって手紙に内在する身体を浮かび上がらせることで、身体と知覚の関係を探ります。
最後になりましたが、展覧会開催にあたりご協力くださいました皆様に厚くお礼申し上げます。
鑑賞者にとって本展が、年齢や性別の境界を超えた他者の思いに触れるきっかけになるとともに、胸に秘めた思いを昇華する一助となることを願います。
絵画やオブジェ、デザインなど作家の特性を生かした多様な表現と、ノンフィクションによって構成されたインスタレーションをぜひお楽しみください。
Bar星男
大寺史紗
七戸優 スズキエイミ 原本悠 泥方陽菜 三崎了
DM、キャプションデザイン
三崎了
文章
原本悠
BAR星男 https://barhoshio.shopinfo.jp/
営業時間: 月~木、日曜日 20:00~02:00
金、土曜日(祝日前) 20:00~05:00
ランチ営業: 月曜〜金曜 11:30〜14:30