京都市会の請願審議の発言に抗議と真摯な審議を求める声明
教育福祉委員会での中村議員の請願権を否定するような発言に強く抗議し、引き続き真摯に請願審議を行っていただくことを求めます。
2月5日の教育福祉委員会での、「小学校のような全員制の中学校給食の実施を求める」請願審議の中で、自由民主党の中村三之助議員が「毎度毎度同じような繰り返しは不要なエネルギーを出すことで税金の無駄使い」「新しいものであればよいが、やってほしい、やってほしいと毎回毎回言ってくるのは、何を考えているのかと言いたい」と発言しました。
私たち連絡会は、デリバリー弁当方式での選択制中学校給食は利用率が26.7%と大変低く、教育としての学校給食の役割を果たせていない、全国、京都府内でもあたり前の小学校のような全員制の中学校給食を京都市でも実施してほしいと、11月議会に請願を出し、審議が継続してされています。
先日、教育委員会に提出した小学校のような全員制の中学校給食を求める要望署名が4ヶ月間で22000筆以上も集まったように、市民の要望は強く、切実です。
請願権は私たち市民が公の機関に対して希望を陳述する憲法16条に掲げられた権利であり、請願を受けた機関は誠実にそれを処理する義務(請願法第5条)を負っています。その請願審議を「不要なエネルギー」「税金の無駄使い」「やってほしい、やってほしいと毎回言ってくるのは何を考えているのかと言いたい」というような発言は、請願法第5条に反し、請願権を否定しているのではないでしょうか。
以下、2点求めます。
・2月5日の教育福祉委員会での中村議員の発言に強く抗議し、発言の撤回を求めます。
・教育福祉委員会は、引き続き真摯に請願審議を行ってください。
2020年2月16日
小学校のような全員制の中学校給食をめざす連絡会