転職先の業界を決める前に知っておきたい、おすすめの選び方とは?
「転職時に業界を変えてもいいのかな…?」
「様々な業界の特徴を知りたい!」など、転職を考える際に、業界を変えてみたいと思われる方もいらっしゃると思います。
そこで、今回の記事では転職のプロであるポテンシャライトが、転職先の業界を決める前に知っておきたい、おすすめの選び方を解説していきます。
転職活動の準備を万端にして、納得いく転職を実現していきましょう!
転職時に業界を変えるのはアリ?
そもそも、「転職時に業界を変えてもいいんだろうか...?」と悩まれる方もいらっしゃると思います。
結論から述べると、転職時に業界を変える方は以前より増えてきており、問題ないです。
また、未経験者歓迎の求人は中小・ベンチャー企業に多いです。
その理由として、新卒採用が十分に行えていないことが大きいです。
新卒採用ではなくとも、第二新卒であれば同じようにポテンシャルに期待をして採用をしようとする企業が以前と比較して非常に増加しています。
このような状況下で、未経験業界への転職はチャンスであると言えます。
転職先の業界を決める前に知っておきたい、選ぶポイントは?
それでは、転職先の業界を決める前に知っておきたいポイントについて3つご紹介します。
業界の将来性
転職先の業界を絞っていく際に必ず確認しておくべきポイントは、業界の将来性です。
少子高齢化やIT技術の発展など、社会状況によって業界の将来性は変化していきます。
今は待遇が良かったとしても、今後衰退してしまっては一過性のものに過ぎません。
業界の将来性を見極める上でのポイントは、
「流行に左右されないこと」
「AIや最新技術に代替されないこと」
「需要拡大が見込まれること」などです。
業界の将来性があるということは、その分年収アップも見込まれます。
しっかりと業界研究をして、将来性を把握しておきましょう。
労働環境
労働環境も、転職先の業界を絞っていく上で確認しておきましょう。
労働環境を見る上でのポイントは、
「労働時間(残業時間)が長すぎないか」
「過酷な環境下での仕事ではないか」
「低賃金ではないか」
「ノルマがキツくないか」
「過労死した事例はないか」などです。
労働環境が悪いと離職率も高く、慢性的に人不足になりがちであるため、内定は出やすいです。
しかし、あなた自身も離職してしまう可能性が高いので、納得のいく転職を実現させることは難しいでしょう。
やりがい
あなたが仕事に求めるやりがいと、その業界の仕事によって得られるやりがいが一致するかもしっかりと考えておきましょう。
例えば、「新しい」「初めて」の仕事が好きな方にルーティンワークばかり求められる仕事は向いていませんし、人と触れ合うのが好きな方にPC作業や工場作業などは向いていません。
仕事で得られる「やりがい」を知るためには、「Open Work」や「転職会議」などの転職サイトから実際に働く人の声を聞くことが一番です。
未経験でも転職しやすい業界は?
まず初めに、業界未経験者でも転職しやすい業界をご紹介していきます。
サービス業界
サービス業界は、具体的な物やカタチではなく、無形のサービスを提供する業界のことです。
細かく分類すると、ウェディング、観光、アミューズメント、介護など様々なものがあります。
もちろん、経験を積むことでスキル自体は磨かれますが、「お客様の役に立ちたい」「お客様に喜んでもらいたい」という想いと社会人としての最低限のマナーさえあれば、サービス業界未経験でも転職して活躍しやすいです。
しかし、コロナ禍の今では全体的にサービス業界は不況のため、転職は厳しい状況にあります。
建設業界
東京オリンピックを前に、建設ラッシュが始まり、建設業界で人手不足が叫ばれています。
さらに、職人たちの高齢化により今後建設業界全体での人手不足が予想されています。そのため、今後の建設業界を担う後継者となる人材を確保すべく多くの求人が出ています。
建設業は現場労働者としての就労が多いので、体力はもちろん必要になってきますが、未経験でも転職しやすく、徐々にスキルアップをしていくキャリアも良いでしょう。
転職市場で人気のある業界は?
次に、転職市場で人気のある業界をご紹介します。
IT業界
現在の私たちの生活には、IT技術がかかせないものとなっています。
各自治体や企業などでICT(情報通信技術)を支えるIT人材を確保、育成することが課題となっています。
IT業界はニーズが拡大している分野でもあるため今後の需要はさらに高まる見込みのため転職市場で非常に人気があります。
スマートフォンのアプリやVR技術、最新のSNSなど流行ものが好きな方にIT業界はおすすめです。
また、サービスが多岐にわたる性質から、慢性的に人材不足に陥っているため、IT業界では業界未経験であっても、伸びしろや過去の経験から活躍を期待する「ポテンシャル採用」が積極的に行われています。
広告業界
就活生にも人気の広告業界ですが、転職市場でも非常に人気のある業界の一つです。
IT/Webの発展に伴い、テレビ広告や雑誌広告、オフライン広告だけでなく、FacebookやInstagramなどを利用したSNS広告、リスティング広告や動画広告など広告の種類自体が多数存在します。
クリエイティブ力が求められ、AIによっての代替が難しいため、将来性があり、給与水準も高い業界として人気があります。
転職して年収アップしやすい業界は?
続いて、転職して年収アップしやすい業界をご紹介します。
年収アップを目的に転職を考える場合、給与水準が高い業界を選ぶことをオススメします。
平均年収1000万円の業界で1000万円もらうのと、平均年収500万円の業界で1000万円をもらうのでは、どちらが容易か明らかです。
業界未経験でも、同じ職種であれば十分活躍の場はあるので、平均年収の高い業界を選んでみてはいかがでしょうか。
コンサルティング業界
コンサルティング業界は、もっとも平均年収が高い業界です。平均年収は1032万と、全業界で唯一平均年収が1000万を超えています。
中でも、M&Aコンサルティングを行う会社の平均年収は1982万円です。(出典:CLABEL【2020年最新版】業界・業種別平均年収ランキング【令和版】)
業界として縮小していく可能性は低いですが、基本的に激務であり実力主義のため、「UP or OUT」と表されるよう、成果を出せないと退職を余儀なくされるでしょう。
しかし、業界や職種にとらわれない汎用性の高いビジネススキルが得られるので、その後の転職でも優位に転職を進められます。
金融/保険業界
金融・保険業界も平均年収が高い業界で、平均年収は742万です。
また、平均勤続年数も10.4年とコンサルティング業界の6.3年と比較して長い傾向にあります。(出典:CLABEL【2020年最新版】業界・業種別平均年収ランキング【令和版】)
金融×ITを掛け合わせたフィンテック(FinTech)と呼ばれるテクノロジーが発展していくとともに、単純な業務はAIで代替が進んでいくとも言われ、代替不可能な専門的なスキルの需要が高まっています。
アクチュアリーやファイナンシャルプランナー、証券外務員など様々な資格があるので、金融・保険業界に転職を考えている方は資格を先に取得しておくと転職しやすいでしょう。
ワークライフバランスを実現しやすい業界は?
最後に、ワークライフバランスを実現させやすい業界をご紹介します。プライベートを充実させるためにも、ワークライフバランスが実現できることは欠かせません。
美容業界
美容業界の職種には、美容師や理容師のように国家資格の取得を義務付けられているものと、そうでないものがあります。
国家資格の取得を義務付けられているものは資格さえ取得してしまえば業界未経験でも転職しやすいです。
資格の必要ないビューティーアドバイザーやショップスタッフはサービス業に近く、自分が興味があり主体的に知識を得ることができれば未経験でも活躍が可能です。
美容業界の職はかつてワークライフバランスが保てないことが多かったですが、働き方改革によっての取り組みが多く、残業禁止やシフト制によってワークライフバランスが実現しやすい環境になっています。
メーカー業界
メーカー業界は日本の産業を支える業界の一つです。メーカーの営業職であれば、直行直帰の営業スタイルが主流であることや、工場や現場勤務であればシフトがしっかりと組まれていて残業時間が少ないなど、ワークライフバランスを実現させやすいです。
また、メーカー業界は転勤が少ないことも特徴のため、仕事とプライベートの充実を測りやすい業界と言えるでしょう。
転職で業界を変えるのでなく、職種を変えるのがおすすめの場合も
転職して環境を変えたい場合、業界を変えるのではなく同じ業界の違う職種に挑戦する方が良い場合もあります。
例えば、SESの営業職からエンジニアに転職すれば、IT業界の知見を持ったまま新しいことに挑戦することが可能です。
また、マーケティングの知見を活かして人事職を担当している方もいます。
転職して環境を変えたいと思った場合でも、業界を変えるだけでなく職種を変えることも意識して企業を探してみると良いでしょう。
転職活動の準備を万端にして、納得いく転職を!
いかがでしたでしょうか。転職活動の準備を万端にして、納得いく転職をしていきましょう!
とは言うものの、はじめての転職は不安や悩みがつきないものですよね。
そんなときは、転職エージェントや転職サイトなどのサービスを上手く活用して、転職を成功させましょう。
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代表の山根は、人材業界で10年間キャリアカウンセラーとして、5,000人のキャリアをサポートして来ました。また、キャリアカウンセラーランキングで1位(3,000名中)を獲得した経験から人材業界では、トップランナーだと自負しています。
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