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トイレの内装作業を進める

2020.02.17 09:58

水道工事屋さんの屋外工事は少し前に終わっています。

あとはトイレ設置とか、厨房とか、屋内の配管作業を残すのみとなっています。

水道関係は電気関係より先行して設備の購入を行っており、必要なものは大体購入が終わったところです。

ただ、モノはあってもそれを設置する場所の準備が整っていないところばかりなので、設置する場所の整備を進めないと水道工事が進みません。

そんな中、まずはトイレの準備を進めようと思っています。

トイレの設置が終わると、自分も当然ですが人が手伝いに来てくれた時とかに便利になりますしね。


トイレはリノベーションではなく、ある意味新設です。

この空間がトイレになる予定の場所ですが、元々は台所でした。

12月くらいの写真で解体直後のものです。

この空間は玄関を入って直ぐ右側に位置しています。


で、最近トイレ作業を本格的に開始した後の様子がこちら。

見ている方向が変わっていますが窓の位置で分かるかな。

以前の写真の奥に見えていた壁が。この写真では左側の壁になります。

既に壁や床の板張りが完了した状態で、床下にはトイレ用の排水管も既に設置済みです。

床は全て剥がして根太から貼り直して、合板張りになっています。


元の床もそれなりにしっかりしていたので、トイレの排水等を入れるために一部を剥がすだけのつもりでした。

で、一部を剥がしてみたら床下の様子が宜しくなかったため、全部剥がして床下の状態をちょっと改善して、全部張り替えしたという感じですね。

写真をみて分かる通り空間をおよそ3等分して、左側と中が個室2つで、右側が手洗いになります。

ざっくり間仕切り位置に木材を置いてありますが、この位置に合わせて壁を作っていきます。


右側の手洗いになる場所に置いてあるのはアンティークミシンです。

このミシンは古民家にあったもので、捨てずに残してありました。

このアンティークミシンはミシン本体は取り除いて、洗面ボウルと水栓を付けて洗面台に利用するつもりで取っていたのです。

やっと使う時がきました。まだ借り置きしている状態ですが。


はい、こんな感じで間柱を立てました。

間柱は一般的な105mmx30mmの間柱材ではなくて、60mmx40mmの垂木を使っています。元々それ程広い空間ではないので、壁に厚みを持たせすぎると個室が狭くなってしまうためです。

特別壁が薄いというわけではなく、公衆トイレとかの壁よりは立派なもんだと思います。


壁板は石膏ボードの方が安価で良いのですが、壁を塗装で済ますつもりだったため構造用合板を使いました。

石膏ボードは1枚400円程度。構造用合板は1200円くらいしますから、3倍高価な壁ですね。こんな感じで合板を張っていきます。

壁をしっかり張ると、居住空間の雰囲気が出てきたような気がしますね。

合板を適宜カットして張るのはずいぶん慣れてきましたが、相変わらず建物の寸法が場所によってまちまちで、隙間がどうしても出来やすい。

出来てしまった隙間にはパテを埋めています。ついでにネジの跡もパテで埋めます。


先ほども書いたとおり、当初は壁も天井も、合板に古民家風の焦げ茶色の塗装で・・・と考えていたのですが、さすがに全て焦げ茶ではトイレの中が暗くなりすぎてしまうような気がして、方針を変えました。

ちょっと奮発して漆喰を塗っていこうと思います。

漆喰は有名な「うまーく塗れーる」という製品です。DIYで漆喰と言えばこれ!というくらい有名なもの。

実際初めて漆喰を塗ってみましたが、漆喰を塗る作業は想像以上に簡単でした。

初めてでも誰でも塗り進められると思います。左官コテで塗りつけたり、ゴム手袋をした掌で塗りつけたり。

奥さんが週末に楽しみながら手伝ってくれました。いつもありがとう。


ただ、漆喰塗にはひとつ問題というか懸念がありまして。

合板に漆喰を塗ると「アク」が出ます。木の成分が漆喰に吸い込まれて、漆喰の色が変化してしまうらしいのです。

最初から石膏ボード張りだったらこんな心配は無かったんですけどね。方針転換のせいで材料費が高くなった上に、さらに余計な心配事まで。。


一般的には「アク」の被害を受けないように、事前にアク止めと呼ばれる透明な塗料のようなものを塗ることで、漆喰に木の成分が染み出すのを防ぐのが良いようです。

しかしこのアク止めがそこそこのお値段。

1リットルで1500円くらいするアクドメールとかいう塗料を買ってきたのですが、トイレの空間の壁板に対して3分の1程塗ったところで終ってしまいました。

トイレだけであと2リットル、他に漆喰塗ろうと思っている場所もあるので4リットルくらい欲しいかなぁ。楽天で5000円か・・・

うーん。下塗りだけでそんなにかかるのはもったいない気がする。

下塗りのためにさらに5000円程の出費が嫌で、別の目的で用意してあった水性シーラー(仕上げ用塗料の下塗りに使う塗料)をケチって薄めて塗りました。

アク止めって所詮シーラーみたいなもんでしょ。これで済むんじゃないかと。


で、実際に塗ってみた結果・・・

漆喰のカラーは「さくら」で淡いピンク色を選んだのですが、アク止めを塗った場所はアクが出ることなくキレイなさくら色で仕上がっています。

薄めたシーラーを塗った場所はと言うと・・・

見事にアクで変色してます。「きんもくせい」のようにすごく黄色いです。


まあ仕方が無いので、後で二度塗りをして本来の「さくら」色にしようとおもいます。

まだ漆喰を塗っていない他の場所は・・・アクドメールを追加で買って塗ろうと思います。


天井は焦げ茶色で塗りました。

ベニヤ板ですから塗るだけで木目も引き立ち、雰囲気のある天井になってくれます。

一面しか塗っていませんが壁の漆喰とのコントラストがいい感じだと思います!

まあ、当初考えていた通りに壁も天井も全部この色になっていたら、やっぱり暗すぎたかなとは思いますが、天井だけだといい雰囲気です。


あと今のトイレには電気が必須です。灯りじゃなくてコンセントです。

ウォシュレットとか温かい便座が無いトイレなんてありえないですからね!

電気工事はまだ先と思っていましたが、便座設置の前にコンセント準備が必要になりましたので、本格的な電気工事に先駆けて始めてもらっています。


床にはクッションフロアというか、リメイクシートのようなデザイン性の高いシートを張り付けました。

ひとまず水道屋さんによる便器設置の前に、便器の下とか、便器の後ろとか、設置後に手を加えられない部分だけを優先して仕上げておきたかったので、中途半端な場所までの貼りつけとなっています。

と簡単に言っていますが、これもちょっと大変でした。

実はこのシート、デザインと価格、シート自体に接着剤が付いていて施工が楽だと思って買ったんですが、買った後気付いた、このシート直接ベニヤに貼れないらしい・・・。

仕方なく、床のベニヤに透明の塩ビシート(追加購入)をクッションフロア用ボンドで張り付けて、その上にシートを張り付けることに。

仕上がりは満足ですが、手間は何倍もかかってしまいました。



漆喰のアク止めもそうですが、ブログを書くたび「こういうつもりだったが思い通りにいかなくて、結局こうした。」みたいな事を書いている気がします。

素人仕事ですのでこんな事ばかりです。

経験も知識も足りないわけですから、事前に下調べとか準備に時間をかける事になります。

でも事前に下調べと準備をしても、やり始めてみたら思い通りにはいかない事も多くて・・・

最近はとりあえずやり始めてしまって、トラブルが起きたら調べて対応する感じになってきました。

手を動かさずに調べてばかりでは工事がどんどん遅れてしまいますので・・・


とはいえトイレの完成形が少しずつ見えてきて嬉しいです。

解体直後の様子からすると、なんだかんだで進んでいるんだなと実感できます。


あとは個室のドアも必要なのですが、当初はドア自体も自作するつもりでしたがちょっと悩んでます。

古材を再利用すれば木材の費用はそれほどかからないと思うのですが、結構手間がかかるのと、自作では数年でゆがみとか出てきそうな気がするので。


本日はここまで。