自分で言ったのにやらない人!相手を期待させる発言や仕事に対する温度差は要注意!責任=見返りであるべき理由
目標や仕事のノルマ、追わなければいけない数字に関して
誰もが辛い中でも自分なりに頑張っているはずです。
そんなしんどくてギリギリの状況でも
この業務は任せてください!
来月はトップ営業になります!
などなど
勢いで大き目の良いことを言ってしまうことってありますよね。
お酒の場で気分が良いときや
気持ちに余裕がないとき
逆にそう言わないといけないプレッシャーがかかって言わざるを得ない
という場合もありますが
言われた人は
そういった発言こそ覚えています。
ついにやる気を出したかという期待の表れの場合もありますし
通常の活躍を超える内容であれば意気込みとして受け取り
「本当にできるの?」と
いつも以上に結果に注目をします。
どちらも実際に達成できれば印象も評価も良くなりますが
どちらも達成できない場合には期待や注目とのギャップから
マイナスの印象を与えてしまいます。
その時に「口だけだった」とか「有言実行ができない」という評価になってしまって
次にいつ期待をされるのかわからなくなってしまいます。
いつも以上に良い結果を出したとしても
自分から言った内容に届かなければ、環境にもよりますが
「それくらいは当たり前」と思われてしまい
本来なら与えられた良い印象を与えられない可能性もあります。
こういった理由からあまり強気な発言をしない人が多いんです。
「必ずする」という約束をしたわけではないですし
記録にも残っていなくても
「相手が約束だと受け取った」場合は成り立ってしまい
本人は軽い気持ち
相手は本気
温度差がこういった状況にしてしまいます。
あとから本気にしないでくださいと言ったとしても
一度そのように受け取ってしまっていて
結果として生じたギャップによる良くない印象は消えません。
そうならないように改めて、メール等の形に残る方法で認識を合わせると良いです。
言ってしまった手前というのもあり
逆に戻れない状況だからこそ頑張れるという人もいますが
温度感が異なったまま突き進むよりも悪くはならないはずです。
頑張って結果を出したにも関わらず「もっと頑張らないと・・・」と言われてしまったら
誰もがモチベーションを保てなくなってしまいます。
そうならないように、モチベーションを保つためにはその頑張りの後に何が必要かを考えてみてください。そうすると残す内容も具体的に出来ます。
通常の業務でも、仕事をお願いしてた相手が期日までにやっていなかったとしたら
自分の業務に影響するために怒る
やると言ったのにやっていなかったから怒る
でしょう。そのようにその人のことを信用できなくなりますが
本人が「正式な約束」と認識をしていないと
このような状態になりかねません。
こういった温度差からのギャップを埋め合わせることは仕事だととても重要で
意識をしないと問題が起きたりストレスの原因になることが多いです。
勝手に思っていた・思われていたという状況は危険です。
何をするにも記録を残したり業務フローがしっかりしている職場の場合は
堅苦しいやる辛さを感じる人もいるかもしれませんが(それも相性ですが)
言った言わないの白黒が必ずはっきりします。
残すことがルールで残していないと自分に責任があるということになるからです。
「正式な依頼」という確認ができるのででんたつの表現が正確であれば温度差もあまり生じません。
口約束で成り立ってしまっている職場では特に温度差によるギャップが生じる場面は多くて
そういった個人の受け取り方の温度差によって進捗が変わったり
個人個人への対策が必要になってきます。
自分自身で判断して口約束だけにしないようにすれば埋め合わせは出来ますが、そうしない場合もその場その場の対応でなんとかなってしまうので
見えないストレスが蓄積してしまうのはそういったその場その場の余計な対応の繰り返しが原因にもなります。
仕事上でのコミュニケーションの話になりますが
言った言わないという水掛け論になるような状況は
さらにそのお願い自体を忘れてしまっている場合や本気にしていなかった際に
基となる情報が「記憶」しかないために起こります。
そんなこと言ってません
そんなこと言われてません
こうなってしまうと
どちらにせよ、相手との関係にとってはマイナスの出来事です。
どんなに記憶力に自信があっても、相手が覚えてなければコミュニケーションの目的は達成出来ません。見えないものに頼るとそのような気持ちが良くない状態になってしまいます。
加えて、相手の記憶力はわかりませんし
温度差があって優先順位が低い場合は聞き流してしまっていて
時間が経てば経つほど「そんなこともあったね」と覚えていたらそれだけでもラッキーです。
念を押すと信用していないと思われてしまうと不安に考えてしまうでしょうが
相手からしてもメールなどの確実に残る形にしてもらったほうが実は親切です。
忘れていても見れば思い出せますし、言い放って後で確認をされたとしてもその人にもその人の仕事があるので
言ったら確実にやってくれる場合はコミュニケーションは楽ですが、信用とはまた別の視点の話です。
どのような場合でも共通しているのは
言ったことを達成した場合やお願いを受けた場合に
その先で何が待っているのか?がわからないから熱くならないわけで
お願いした人はやってもらえることで助かりますし
大きな目標などを言われて上記のようになるのは大体上長や上の立場の人で
数字や結果を残してくれればそれだけで助かるわけです。
だから相手は熱いんです。
その何が待っているのか?が無ければ
それは一方通行でどちらかだけに都合が良い状況ですよね。
シンプルに自分自身はやらないとマイナスになるというリスクだけを負っているわけですから。
(印象が良くなって長い目で見れば~というのはあるでしょうが)
その結果に「頑張った!」「ありがとう!」と言葉で返ってくるだけでは
最初は良いかもしれませんが
最終的には「やっても意味がない」「便利に使われている」と考えてしまうだけで
実際にそう考えてしまっても仕方がない環境に本人にとってはなってしまっています。
強気の発言や調子の良い即答は
立ち振る舞いとして一つのカードの切り方ではありますが
その結果で見えてきた見返りがどんなものか?
一方通行の場合は、相手は自分にとって都合が良くなくなると冷めてしまうので
その先でターンが変わって
自分だけが熱くなるという悪循環になってしまいます。
ここでも段階が変わって逆転してしまったために温度差が生じるわけです。
どれくらいの時間で判断するかも人や環境で異なります。
ずっといる会社であればその蓄積した信用が数年後に実るかもしれませんし
日々の居心地に関係してくるかもしれません。
ただ、今は違うけど
瞬間瞬間で自分のやった結果に対して具体的で
リスクとして負った責任と対等な評価を欲しいという場合には
インセンティブでわかりやすい環境であったり
年功序列でない絶対評価であるような環境など
様々な制度の会社がありますので
希望する形がどのようなものか?を一度調べてみても良いかもしれません。
会社によって評価の設計も異なりますので
転職エージェントなどを活用して
中身まで確認をできるようにすると
自分がよりモチベーションを維持できる形を見つける参考になります。
今回は自分で言ったことをしない人に対して
少し視点を変えて、何故そうなってしまうのか?という一つの考え方をご紹介しました。
対外的なコミュニケーションでもこの温度差を意識してみるとやり方そのものが変わったりもします。
相手が本気でも自分は軽く捉えていた
自分は本気でも相手は軽く考えていた
参考にしていただければ幸いです。