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土地を敬う。2020新暦元旦に山へ

2020.02.17 11:24

「ご挨拶をしに、元旦に登りたいと思ってるんだけど」

と、昨年の年末に会ってた友達に言われて、私たちの住む沖縄本島北部やんばるの北の先端、辺戸岬の近くにある、沖縄で一番高いところにある山の拝み所に行った。

2020新暦の元旦に。

そこは沖縄に最初に神様が降りた所と言われていて、沖縄全体にとって大事な場所の一つ。

山はそんなに高くはなく頂上まで一時間もかからないけれど、

本来なら神様と人様が交わるときのお役目を担っている、ご神事をされる方が、暦に則り、決められた日時にだけその聖域に入り祈りを届ける場のようです。

◎ ◎ ◎

そこに入らせていただく謙虚で真摯な心で、この土地への感謝を届ける。

私も友達と一緒に、それをしようと思い足を運びました。

(私は、ここへ来るのは2度目でした。

沖縄に移住してくるきっかけとなった3年前の夏の短期滞在のときに、その時も仲良しの友達まきこちゃんが、行きたいからと誘ってくれたのでした。)

あとから聞いたのですが、そこの山の入り口では、山の女神さまが「なんでここに来たの?」って入ってくる人に優しく聞いてるらしくて(^^)、

私は、入る前に手を合わせ目を閉じて長いことごあいさつをしたのを覚えてるのですが、

ちゃんとご挨拶してよかったかも〜と、わからないですが、少し安堵しました。

◎ ◎ ◎ 

【(あなたを)使います】

けっこうゴツゴツとした岩ばかりの森林の中の道を登っていき。

山の中腹にも、拝む場所があって、前に来たときもここがとても気になって、ほら穴みたいになってるんですが、

そこでも時間をかけて手を合わせました。

なんて言おうか、

「私をどうぞお使い下さい、かな。うんそうだ‥」と浮かんできたまま自分のことをお伝えしていると

「使います」

とだれかに言われた気がしました。

すぐに応えがきて、ちょっと驚きつつも受け入れて、心穏やかになりました。

いま沖縄にいることは正しく、やるべきことはおのずと教えてもらえる。

そんな気がその言葉を聞いて感じられたことでした。

私はこの山のすぐ隣にそびえ立つ、「大石林山(たいせきりんざん)」の姿が

かっこいいーーー!!!といつ見ても何度見ても感動💖するのですが、

この山の上から、そのギザギザとした大石林山の尾根のラインもしっかりじっくり見られる!!

ドキドキな場所でもあり、うれしくなります。

そして、お祈りしたほら穴の場所は、アメリカのアリゾナの地、セドナで訪れたことのある、

「子宮の洞窟」に似た印象があり、なつかしくも感じました。

◎ ◎ ◎

聖域は、神様と人との結界というか住み分けがきちんとあり、そのラインには配慮をもっていたいと、思います。

神の世界というか霊界というのか。

考えなしにその領域に入っていくことは、場を穢れさせることにもなる。

土地を敬う、その精神性も、その場所なりのものが代々受け継がれているもの。

自然崇拝。

先祖崇拝。

古代からの人の営みに沿い、大切なものを、外からの者としても心添わせていたら、神様は邪険にはしないで寛大に受け入れてくれるかなと思ってます。

例えばハワイの人も、必要があり山や海や神殿に入るとき、「入ってもよろしいですか?」とその場にいる神におうかがいを立てるチャントがあるように。

私たちにも同じ考えが根づいている。

そう思いながら日々を生きています。